ニュース詳細
福島 拳銃所持の元商工会長に判決8月1日 16時12分
福島県楢葉町の元商工会長とその息子が拳銃を隠し持っていた事件で、東京地方裁判所は「暴力団幹部の拳銃を保管していた危険な行為だが2人は反省している」と述べ、いずれも執行猶予の付いた懲役3年の有罪判決を言い渡しました。
楢葉町商工会の元会長で建設会社の社長だった渡邉征被告(68)と、長男で会社員の啓被告(41)は、ことし5月、いわき市の会社の事務所に拳銃1丁と実弾を隠し持ち、銃刀法違反の罪に問われました。
判決で、東京地方裁判所の島戸純裁判長は「復興資金を得るため一緒に活動していた暴力団幹部の男が拳銃を持っていたため、男をなだめようと預かって保管していた。危険な行為だが、実際に使われるおそれは高くなかったうえ、2人は反省している」と述べて、渡邉元会長に懲役3年、執行猶予5年、息子の啓被告に懲役3年、執行猶予4年をそれぞれ言い渡しました。
裁判長は、最後に「震災の復興を担当する立場でありながら、このような事態になったことは非常に残念です」とことばをかけると、元会長は頭を下げて聞いていました。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|