五輪バドミントン:リーグ制問題露呈 故意敗戦で4組失格
毎日新聞 2012年08月01日 23時54分(最終更新 08月02日 00時16分)
一方、31日にはサッカー女子で、日本代表の佐々木則夫監督が1次リーグ最終戦の南アフリカ戦で「引き分け狙い」だったことを、試合後の記者会見で明言。FWの川澄に「(得意の)カットインからのシュートだけはやめてくれ」と伝えたことも明らかにした。決勝トーナメント初戦での長距離移動を避けることが目的だったとされるが、こちらが問題にされることはないのか。
サッカー男子元日本代表の柱谷幸一さんは、佐々木監督の発言について「トーナメントを優位に戦うための戦略としては、よくあること」と語る。68年メキシコ五輪のサッカー男子では、日本は準々決勝で地元メキシコとの対戦を避けるため、1次リーグ最終戦で引き分けを狙い、結果的に準々決勝を突破して、銅メダルにつながった過去もある。
ただし、佐々木監督がそれを公言したことには疑問の声が上がる。柱谷さんは、対戦相手の南アフリカの感情をおもんぱかり、「相手のあることだから難しい」と話し、また玉木さんは「言わなくても良いのに(佐々木監督は)変に真面目な人だな、と思った」と語った。