五輪バドミントン:リーグ制問題露呈 故意敗戦で4組失格

毎日新聞 2012年08月01日 23時54分(最終更新 08月02日 00時16分)

審判員から注意を受ける韓国ペア(手前)と中国ペア(奥)=ロイター
審判員から注意を受ける韓国ペア(手前)と中国ペア(奥)=ロイター

 ロンドン五輪のバドミントン女子ダブルスで決勝トーナメントに進出した中国、韓国、インドネシアの4ペアが1日、「無気力試合を行った」として世界バドミントン連盟(BWF)から失格処分を受けた。五輪史上、異例の事態はなぜ起きたのか。

 スポーツ評論家の玉木正之さんは「今回の五輪で予選リーグ制度を導入した時点で、このような事態が起きることは分かっていた」と話す。

 五輪バドミントン競技は、08年北京大会までは、すべてトーナメントで行われていた。だが今大会から出場チームを4ペアずつ4組に分けて1次リーグを実施し、上位2ペアが決勝トーナメントに進む方式に変わった。失格になった4ペアは、すでに1次リーグ突破が決まっており、決勝トーナメントでの組み合わせが有利になるよう、あえて負けようとしたと見られる。

 玉木さんは「バドミントンは右利きか左利きかなど、相手の特徴で得手不得手が大きく分かれる。決勝トーナメントの相手を『選ぶ』のは当然」と“無気力試合”は制度が生んだゆがみと指摘。さらに「『わざと負けた』など本当に判定できるのか」との疑問も呈した。

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