広島市の松井一実市長は1日、
8月6日の平和記念式典で読み上げる「平和宣言」の骨子を発表しました。
(写真は昨年の平和記念式典でのものです)
昨年就任した松井市長にとっては、今回が2度目の平和宣言となります。
宣言の中で松井市長は、福島第1原発事故について国民的議論が進んでいることを評価するとともに、
「早急な見直しを求める」とした昨年より更に踏み込む形で国のエネルギー政策についても触れ、
広島の被爆者で原水爆禁止日本国民会議の議長を歴任した故森滝市郎氏の
「核と人類は共存できない」との言葉を引用しながら、
市民の暮らしと安全を守るエネルギー政策の確立を政府に求めるとしています。
一方で、「脱原発」の是非については今年も直接言及しないとのことです。
宣言ではまた、東日本大震災の被災地を応援する言葉も盛り込む他、
被爆者援護施策では、
原爆投下後に降った「黒い雨」の援護対象区域の拡大に向けた政治判断を迫るとしています。
もうひとつの被爆地である長崎でも同様の動きが見られます。
長崎市の田上富久市長は先月31日、
8月9日の平和祈念式典で読み上げる平和宣言の骨子を発表しました。
宣言の主な内容は、原爆の残虐性や核兵器の非人道性を取り上げ、
核兵器禁止に向けた取り組みを要請することなどです。
広島での宣言と同様、東日本大震災について言及するものの、
昨年同様、「脱原発」には踏み込まず、
エネルギー政策の転換を呼びかけるとしています。
今から67年前のあの夏、我々日本人は「ヒロシマ」「ナガサキ」という二つの大きな悲劇を経験しました。
そして昨年、我々は更に「フクシマ」という新たな悲劇も経験しました。
こうして放射能による悲劇を幾度となく経験してきた我々日本人は、
今こそ原発を中心としたエネルギー政策から再生可能エネルギーを利用した新政策へと、
国の方針を大きく転換させるべきなのではないでしょうか(F)。
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第129回 一水会フォーラム
日時・平成24年8月8日(水)/18時30分開場・19時00分開会
演題・オスプレイは安全か?講師・小河正義先生(航空評論家)
場所・ホテルサンルート高田馬場
3階会議室