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印 大規模停電は国土の半分に7月31日 23時0分
経済成長に伴って電力の需要が増えているインドで、30日に続いて31日も大規模な停電が起き、影響は国土の半分に及びました。
インドの送電網を管理する公社によりますと、首都ニューデリーをはじめ、北部、東部、それに北東部の合わせて20の州と連邦直轄領で現地時間の31日午後、一斉に停電が起きました。
このため、各地で電車の運行が一時ストップし、ニューデリーの地下鉄の駅の周囲はバスなどに乗り換えようとする人たちで大混雑しました。
また、東部の西ベンガル州では、複数の炭坑のリフトが動かせなくなり、合わせて200人余りの作業員が坑内に取り残されています。
インドでは経済成長に伴って増え続ける電力の需要に供給が追いつかず、しばしば停電が起きています。
30日も北部の9つの州などにまたがる停電が起きたばかりで、地下鉄の利用客の男性は、「政府は電力不足への対策を何も取っていない」と不満を訴えていました。
公社は、現地時間の午後7時ごろまでにすべての地域で送電を復旧させたいとしていますが、31日の停電の影響は国土の半分の地域に及び、インド国内で今後、政府の責任を追及する声が強まりそうです。
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