事件【衝撃事件の核心】16万円の「高額バイト」 少年たちが振り込め詐欺の「受け子」となるまで+(4/4ページ)(2012.7.28 18:00

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【衝撃事件の核心】
16万円の「高額バイト」 少年たちが振り込め詐欺の「受け子」となるまで

2012.7.28 18:00 (4/4ページ)衝撃事件の核心
東京都内で開かれた振り込め詐欺の撲滅を目指すイベント。タレントの安めぐみさんも参加し、被害防止を訴えた

東京都内で開かれた振り込め詐欺の撲滅を目指すイベント。タレントの安めぐみさんも参加し、被害防止を訴えた

罪の意識薄いまま、簡単に詐欺の片棒を…

 「逮捕された2人は、どこにでもいそうな普通の少年だった」。捜査関係者は話す。

 少年は高校を中退して定職にも就いていなかった。捜査関係者は「手軽にまとまった額の現金が入る仕事は魅力的に映ったのかもしれない」と話す。もう1人の男子高校生は、もともとは少年の同級生で、留年していたとみられる。

 少年らは、自分たちを誘った先輩は知っていたが、指示を出していた振り込め詐欺グループについては、ほとんど詳しいことを聞かされていなかったようだ。少年らに携帯電話で指示を出した男についても、大森署は詳しく取り調べたが、少年らは「知らない男」と答えるばかりだったという。渡されていた携帯も、架空の名前を使って契約された「飛ばし」の携帯だった。

 大森署は、指示を出していた詐欺グループについて捜査を続けているが、全容は解明されていない。逮捕されているのは少年ら2人だけだ。

 振り込め詐欺は、警視庁や民間団体が防止活動を続けており、7月12日には、タレントの安めぐみさんが東京・丸の内で防止を訴える全国銀行協会主催のキャンペーンも行われた。被害に遭わないように備える機運も高まりつつある。

 大森署幹部は「詐欺グループは、受け子が逮捕されても自分たちは逃げられるようにしていることが多い。ある意味で『使い捨て』にされるのが受け子だ」と指摘し、こう警鐘を鳴らす。

 「若者が罪の意識も薄いまま、振り込め詐欺の受け子になっている現状がある。被害防止だけではなく、加害者を増やさないようにする対策も重要だ」

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東京都内で開かれた振り込め詐欺の撲滅を目指すイベント。タレントの安めぐみさんも参加し、寸劇などを通じて被害防止を訴えた
東京都内で開かれた振り込め詐欺の撲滅を目指すイベント。タレントの安めぐみさんも参加した

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