アランドロン主演、1967年のフランス映画『冒険者たち』を観たことがありますか?
自動車のメカニック、腕利きのパイロット、芸術家志望の女性の3人が財宝を求めて、アフリカまで冒険する物語です。
フランス映画は、人間の喜怒哀楽が繊細に描かれているのです。
しかもどんな映画にもかならず恋愛のエッセンスが入っています。
ですから、映画で学んだこと、感じたことがナンパ、恋愛に活かせるのです。
この映画を観てあらためて思ったことは、男というものは決して女性に食いついてはいけない ということです。
男は女性に食いつかせるもの、それが痛いほどわかりました。
あともう一つ気づいたことは、
男友達を大切に出来ない男は女の子からモテない、ということです。
これはこの映画のラストシーンを観ればわかります。
衝撃的な一言があるので観たことない方はぜひとも最後の一言に注目してください。
この映画にはアランドロンの他にもう一人準主役の男性が登場します。
男性2人と、セクシーで可愛いらしいレティシアという女性がくりひろげる冒険の物語です。
物語の中でアランドロンはレティシアの気を引こうとします。
例えば彼はパイロットの操縦資格を持っているのですが、
レティシアに対して「キミの為に曲芸飛行をしよう」とか、
彼女がまだその気でもないのに「一緒に暮らそう」的な発言をしてしまうのです。
そして結局彼は最後まで気を引くことが出来なかったのです。
一方もう一人のちょっと小太りの準主役の男性は、レティシアに「あなたと暮らしたい」と告白を受けるのです。
彼も彼女のことが好きなのですが、決して彼女に対して好意を示さなかったのです。
結局、彼女に食いつかなかった男性の方が最終的に彼女のハートを射止めることができたのです。
そして、最初にも書きましたが、彼の男友達を思いやる優しい心が、彼女の目には間接的に写っていた のだと思います。
ナンパや恋愛においても同じことが言えると思います。
いくら女の子の前だけで、優しい男とか、頼りがいのある男とか、余裕のある男を演じててもダメです。
女性は男性よりも感性が鋭いのだからかならず見抜かれます。
普段から、どんな人にも愛情にあふれた人は必ず人から愛されます。
それがあっての上でのSっ気を出したり、オラオラは許されるのです。
しかし、見せかけだけの男らしさを演じている人がオラオラな態度をとってもおびえた子犬がキャンキャン吠えているのと同じことです。
この映画で学んだことは結局、『人は人に優しく』ということです。
その上で女の子を突き放す行動 を取るのならば、そこにギャップが生まれ女の子に食いつかれる大きな要因になると思うのです。
ガンバ