今朝、長年待ち続けた、というか、ほとんど諦めていたメールが届きました。Modbook Proの新情報メールです!
私のメインマシン「Modbook」の上位バージョンです。
Macbook(マックブック)ではありませんよ。Modbook(モドブック)です。Modified Macbook、すなわち改造マックです。
どう改造されたかというと、マックブックの液晶画面とキーボードを取っ払い、液晶タブレットに置き換えたものです。アクシオトロンという会社が、Appleの創業者の一人、スティーブ・ウォズニアックを取締役(だったかな?)に迎え、アメリカを中心にコンバージョンキットとして発売したものです。このコンバージョンキットを購入し、ディーラーに改造を委託する、というシステムです。
日本では、Plus yuというApple代理店(東京都多摩市)が販売していました。当初は自分のマックブックを持ち込み、コンバージョンキットを購入して改造してもらうシステムだったので、納品まで1週間以上かかりましたが、その後、完成品を販売するようになっていました。でも、今年、初代Modbookが壊れてしまい、新しいModbookを購入した際、残り2台になった、と店員さんが話していました。アクシオトロンとは連絡が取れなくなり、在庫がなくなり次第、販売終了となる、とも。その後、Plus yuのホームページからModbookのコーナーへアクセス不能となったので、多分、もう売り切れたのでしょう。
アクシオトロンは倒産したのかもしれません。同社のホームページに、Modbook Proは2011年の上四半期にリリースされる、というアナウンスが掲載されていたのですが、その後、サイトの更新がぱったりと途絶えてしまいました。Apple社がiPadをリリースしたのが最大の原因ではないかな、と思います。同じタブレット型であれば、軽くてかっこよくて、改造品ではなくて正規品のiPadの方が人気なのは当然。しかも価格も数倍だし、これじゃあ、売れるはずがありません。
アクシオトロンもそれはわかっていて、購入対象のメインをデザイン関係に絞っていたフシがあります。でも、ここまでiPadが人気となるとは思ってもいなかったのでしょう。
私がなぜ、Modbookにこだわるのか、と言うと、それは「描きやすさ」です。Modbookに搭載されている液晶タブレットはワコムという日本のタブレットメーカーの製品です。タブレットの分野で、ワコムより優れた会社はない、と断言できます。素晴らしい書き味で、私などは、もっぱらワコム製品でマンガやイラストを描いています。同社の液晶タブレットを採用しているタブレット型コンピュータは何社もありますが、中でもModbookの書き味は最高だと思います。全部試したわけではないけれど、少なくともHP社やパナソニックの製品よりは確実に上です。同じ会社のタブレットで、どうしてこのような差が出るかというと、たぶん、液晶の大きさが影響しているのだと思っています。Modbookは12インチというより、13インチに近い。一方、他のタブレット型コンピュータのほとんどは10〜12インチです。この微少な差が、書き味に大きく影響しているのだと思っています(私見ですが)。
となると、もっと大きな画面のModbookが出れば、もっと描きやすいのではないか、と思っていました。
で、Modbook Proですよ。
ちょっと資料がないので、どのくらい大きいかはわかりませんが、14インチのMacbook proをベースに改造する、という記事をどこかで読んだ記憶があります。とすると、かなりの確率でModbookよりも大きな画面となる=書き味が向上している可能性があります。
たぶん、ほとんどの方にとって、興味のない話題でしょうね。すみません、ここまで一気に書いてしまいました。
5月初旬、久しぶりにアクシオトロンのホームページを見たところ、Modbook. Inc.という会社に代わっていました。 Modbook Proの新情報をメールで伝える、と書いていたので、登録しておいたのですが、もうそんなことなどすっかり忘れていました。
そうしたら今朝、届いたんですよ。Modbook.Incから。"The Modbook Pro is coming"というタイトルで。
興奮しましたよ。
リンクされたページを見ると、13.3インチとなっています。まあ、いいでしょう。それでも大きくなっている。
いつ頃発売されるのか、価格はどれくらいなのか、日本での販売はあるのか、等々、まだわからないことだらけですが、光明は見えてきました。今後の続報を待とうと思います。
2012年06月29日
2010年11月07日
最強のモバイルデジタルマンガ執筆ツール!
Modbookとコミックスタジオでマンガを描く。
現在、これがモバイルデシタルマンガ執筆ツールの最強の組み合わせだと、私は思っています。
Macの場合、ね。
Windowsならもっと選択肢がありますけどね。
要は、ワコムのPenabled technologyが搭載されたノートパソコン(=タブレットPC)なら、どれでもほぼ同等の環境になると思います。
さて、Modbook。これ、Macbookの改造モデルであることは前の記事で書きました。
かなり重いですが、これ一つ鞄に入れて持ち歩けば、職場だろうが、喫茶店だろうが、公園だろうが、もちろん自宅だったらコタツの上や食卓、はてはトイレの中でだって、どこでもマンガを描けるようになります。
このポータビリティは、紙とインクで描く従来のアナログな執筆環境をも凌駕しています。
だって、トイレにケント紙とインクとGペン持って入っても、なかなか描けそうにないでしょ?!
うーむ、そう考えるとスゴすぎます。Modbookとコミスタのコンビは。
もちろん、この環境はタブレットPCでも実現可能です。
というか、Modbookよりも優れた点を有していますので、Macにこだわらなければ、そちらをお勧めします。
実際、3月〜9月頃まで、私もHP Elitebook 2730pというマシンをメインに利用していました。
このパソコンは液晶画面を180度回転させてキーボード上に載せてしまうタブレットモードを有しています。この形になると、Modbookと同じ格好になりますね。しかも、縦向き、横向きを自由に選べるので、縦置きにしてマンガ原稿を画面いっぱいに表示することが可能なのです。
原稿全体を見渡しながらペンを入れていけるので、とても便利。
この便利さは何物にも代え難く、Modbookをメインマシンの座から引きずり下ろすほどでした。
それに、キーボードも使いやすいので、テキスト入力をしたいときには液晶モニターをぐるっと回転させて元に戻せばいいのだから、とても重宝します。
問題は、Windowsという点。でも、これも3〜4ヶ月使っているうちに、あまり苦にならなくなりました。慣れ、ですね。
ただ、Elitebook 2730pの場合、Modbookよりもやや画面が小さいんです。
この小ささが書き味に影響を与えています。
描き始めの「ひっかかり」が気になるんですよ。それにModbookと同じように描いたつもりでも、やや下手になってしまう。
ああ、Modbookに縦置きモードが搭載されていたなら、最強なのに。マックだし。
と、思っていたある日、一つの対策を思いつきました。
私の場合、縦置きで使いたいのは、コミックスタジオを使用するときだけです。
そこで、コミスタの方で原稿を横にすればいいのではないか、と思ったのです。
コミスタを起動して、マンガ原稿を表示させます。そして、原稿の向きを変える矢印ボタン(曲がった矢印)を6回クリックすると、原稿が90度横になります。
こうしておいて、後はModbookを縦置きにするだけ。
カーソルの位置が右上から右下になるので、最初はちょっと描きにくいかもしれませんが、すぐに慣れます。タブレットPCのように液晶モニターを回転させる手間よりも、単純にマシン自体の向きを変えるだけですから、超簡単です。
この方法を見いだしてから、Modbookは私のメインマシンの座に返り咲きました。
ちなみに、ModbookとタブレットPCでは、価格的にほぼ同じくらいでしょうか。Elitebook 2730pはyahooのオークションで手に入れたので、10万円で済みましたが。
結論。やはり、モバイルデジタルマンガ執筆環境を実現する最強ツールはModbook+ComicStudioです!(とくにマックユーザーでは)

マンガの原作を横に置きながら、こんな感じでModbookを縦置きにして執筆しています。
現在、これがモバイルデシタルマンガ執筆ツールの最強の組み合わせだと、私は思っています。
Macの場合、ね。
Windowsならもっと選択肢がありますけどね。
要は、ワコムのPenabled technologyが搭載されたノートパソコン(=タブレットPC)なら、どれでもほぼ同等の環境になると思います。
さて、Modbook。これ、Macbookの改造モデルであることは前の記事で書きました。
かなり重いですが、これ一つ鞄に入れて持ち歩けば、職場だろうが、喫茶店だろうが、公園だろうが、もちろん自宅だったらコタツの上や食卓、はてはトイレの中でだって、どこでもマンガを描けるようになります。
このポータビリティは、紙とインクで描く従来のアナログな執筆環境をも凌駕しています。
だって、トイレにケント紙とインクとGペン持って入っても、なかなか描けそうにないでしょ?!
うーむ、そう考えるとスゴすぎます。Modbookとコミスタのコンビは。
もちろん、この環境はタブレットPCでも実現可能です。
というか、Modbookよりも優れた点を有していますので、Macにこだわらなければ、そちらをお勧めします。
実際、3月〜9月頃まで、私もHP Elitebook 2730pというマシンをメインに利用していました。
このパソコンは液晶画面を180度回転させてキーボード上に載せてしまうタブレットモードを有しています。この形になると、Modbookと同じ格好になりますね。しかも、縦向き、横向きを自由に選べるので、縦置きにしてマンガ原稿を画面いっぱいに表示することが可能なのです。
原稿全体を見渡しながらペンを入れていけるので、とても便利。
この便利さは何物にも代え難く、Modbookをメインマシンの座から引きずり下ろすほどでした。
それに、キーボードも使いやすいので、テキスト入力をしたいときには液晶モニターをぐるっと回転させて元に戻せばいいのだから、とても重宝します。
問題は、Windowsという点。でも、これも3〜4ヶ月使っているうちに、あまり苦にならなくなりました。慣れ、ですね。
ただ、Elitebook 2730pの場合、Modbookよりもやや画面が小さいんです。
この小ささが書き味に影響を与えています。
描き始めの「ひっかかり」が気になるんですよ。それにModbookと同じように描いたつもりでも、やや下手になってしまう。
ああ、Modbookに縦置きモードが搭載されていたなら、最強なのに。マックだし。
と、思っていたある日、一つの対策を思いつきました。
私の場合、縦置きで使いたいのは、コミックスタジオを使用するときだけです。
そこで、コミスタの方で原稿を横にすればいいのではないか、と思ったのです。
コミスタを起動して、マンガ原稿を表示させます。そして、原稿の向きを変える矢印ボタン(曲がった矢印)を6回クリックすると、原稿が90度横になります。
こうしておいて、後はModbookを縦置きにするだけ。
カーソルの位置が右上から右下になるので、最初はちょっと描きにくいかもしれませんが、すぐに慣れます。タブレットPCのように液晶モニターを回転させる手間よりも、単純にマシン自体の向きを変えるだけですから、超簡単です。
この方法を見いだしてから、Modbookは私のメインマシンの座に返り咲きました。
ちなみに、ModbookとタブレットPCでは、価格的にほぼ同じくらいでしょうか。Elitebook 2730pはyahooのオークションで手に入れたので、10万円で済みましたが。
結論。やはり、モバイルデジタルマンガ執筆環境を実現する最強ツールはModbook+ComicStudioです!(とくにマックユーザーでは)
マンガの原作を横に置きながら、こんな感じでModbookを縦置きにして執筆しています。
2010年11月04日
Mac OSが動く液晶タブレット搭載ノートパソコン!
「液晶タブレット」のカテゴリーに記事を投稿するのは、約3年ぶりになります。
この間、私の執筆環境はかなり変わりました。連載を2本持っていたりして、とにかくハードでした。もう二つとも連載終了しちゃいましたけど。
さて、今回は、私のマンガ執筆において、最も重要なツールの一つである、コンピュータのお話です。
3年前は、液晶タブレットをコンピュータにつなげてマンガを描く、というのが、最強のデジタルマンガ執筆環境でした。
その辺についての考察は、「液晶タブレット」カテゴリー内の別記事をご参照ください。
基本的には、今も液タブは最強ツールであることに変わりはありませんが、その液タブを搭載したノートパソコンを現在メインマシンとして使っています。
その名も「Modbook」。Apple社のMacbookの入力間違い、ではありませんよ。モッドブック、とちょっと発音しにくい名称ですが、modified(部分改修した、という意味)されたMacbook、という意味のようです。
Modbook Conversion Kitなるものを購入し、お店で自分のMacbookを改造してもらう、というシステムです。
現在、日本でModbook Conversion Kitを取り扱っているのは、多摩市にあるPLUS YUというお店だけです。
昨年11月に日本での正式販売が開始となり、平成21年12月10日にはModbookを手にしました。
1.Modbookってどんなコンピュータ?
Macbookの液晶モニタとキーボード、トラックパッドを取り外し、代わりに液晶タブレットを載せたものです。専用のデジタイザペンで入力します。
まずは、PLUS YUさんのウェブサイトで確認していただくのが一番手っ取り早いでしょう。
2.Modbookの入手方法
まず、Macbookを用意します。Macbookなら何でもよいわけではなく、型番がMC240のものでなければなりません。ただ、これは平成21年12月現在の情報であって、その後は事情が変わっているかもしれません。本気で購入をお考えの方は、必ずPLUS YUさんへお問い合わせ下さい。私はネット通販のダイレクトハンズというお店で、型番MC240のMacbookを購入しました。
それを、多摩市のPLUS YUに持ち込みます。お店でMacbookを手渡し、Modbookに改造してもらいます。Conversion Kitは11〜12万円くらい。作業料は別途だったかな……? 記憶が定かではありません。MacbookのMC240は当時すでに旧式になっていたので、通販価格は7〜8万円でした。総額20万弱程度だと思います。
3.Modbookの使用感
キーボードがないので、文書作成には不便です。Axiotron Quickclicksというソフトウェアキーボードや、Quickscriptという手書き文字認識ツールがついていますが、やはり本物のキーボードには適いません。私はアップルの無線キーボードを使っていますが、用意するのが面倒なので、短い文章ならQuickscriptを使っちゃいます。結構認識精度が高いので、長文でなければ事足りると思います。
さて、肝心のペン入力ですが、さすがワコムのペンタブだけあって、描き心地は良好です。Cintiq 21UXには劣るが、12WXよりは勝る、という感じですかね。
私がメインで使用しているアプリはComic Studio EXですが、ほぼ問題なく使用できています。Cintiq 12WXでもそうなのですが、縦置きのマンガ原稿全体を表示すると画面上小さくなりすぎて作業できなくなるので、できれば、コンピュータの方を縦置きでも使用したいのですが、残念ながら現行のModbookでは縦置きスクリーン表示には対応していません。
実は、Comic Studioの方でちょっと設定をいじると、Modbookを縦置きで使えるようになるのですが……それはまた別の記事でお伝えしますね。
Modbookでは、Wacom Penabled Technologyというペンタブ技術が採用されているのですが、この技術はウィンドウズマシンなどでも結構使われています。その中の一つ、HP Elitebook 2730pというのも所有しているのですが、使い勝手を比較すると、わずかではありますが、Modbookに軍配が上がります。
単純に、画面の大きさの違いだと思いますね、これは。Modbookの方が画面がやや大きいんです。
画面が大きければ大きいほど、書き味が良くなるようですよ。
4.Modbookは買いか?
液晶タブレット、マック、ポータビリティ。この3点がModbookの特徴です。紙に描く感覚でデジタルマンガを制作したい人で、とくに持ち運んでも仕事をしたい、というマックユーザーには、これ以上はない最良ツールでしょう。ただ、高いし、入手までかなり手間と時間を要することを覚悟しましょう。
5. iPadと比べると……?
iPadではWacomのテクノロジが採用されませんでした。長年、タブレットマックの登場を心待ちにしていた私ですが、この決定を知って、正直、失望しましたね。案の定、iPadのタッチセンサ技術には精細なイラストやマンガを描く力量は全くありません。ま、このことが、Modbookを購入する決意につながったわけですが。
6. Modbookの問題点
購入したばかりでも、ところどころにヒビが入っていたり、液晶タブレットの設置部分に隙間があったり、と、ちょっと改造の技術的なところで不満がありました。それも慣れればどうってことはないのですが。
スタートボタンが硬く、かなり強く押し込まないと、電源が入らないことがあります。まあ、その手作り感もなかなかいいのですが。
それと、最近はしょっちゅうフリーズします。とくにペンを素早く動かしたときに発生することが多いような。
後、重さですね。2.5kgくらいあるんじゃないだろうか。かなり重いです。それでも、ノートパソコンとCintiq 12WXを持ち歩くことを考えると、ずっとラクですけど。
7.今後への期待
あまり売れる製品とは思えないので、改良品が出てくるかどうかわかりませんが……やはりもっと軽いものが欲しいです。Macbook AirのModbook版がいいなー。でも、開発元のAxiotron社の話では、そのような計画はないとのこと。来年にはModbook pro(Macbook proをベースにしたもの)がリリースされるらしいですが、さらに重くなりそう……。
以上。いつでもどこでも液タブでマンガやイラストを描きたい方には、一考の価値あるツールだと思いますよ。
この間、私の執筆環境はかなり変わりました。連載を2本持っていたりして、とにかくハードでした。もう二つとも連載終了しちゃいましたけど。
さて、今回は、私のマンガ執筆において、最も重要なツールの一つである、コンピュータのお話です。
3年前は、液晶タブレットをコンピュータにつなげてマンガを描く、というのが、最強のデジタルマンガ執筆環境でした。
その辺についての考察は、「液晶タブレット」カテゴリー内の別記事をご参照ください。
基本的には、今も液タブは最強ツールであることに変わりはありませんが、その液タブを搭載したノートパソコンを現在メインマシンとして使っています。
その名も「Modbook」。Apple社のMacbookの入力間違い、ではありませんよ。モッドブック、とちょっと発音しにくい名称ですが、modified(部分改修した、という意味)されたMacbook、という意味のようです。
Modbook Conversion Kitなるものを購入し、お店で自分のMacbookを改造してもらう、というシステムです。
現在、日本でModbook Conversion Kitを取り扱っているのは、多摩市にあるPLUS YUというお店だけです。
昨年11月に日本での正式販売が開始となり、平成21年12月10日にはModbookを手にしました。
1.Modbookってどんなコンピュータ?
Macbookの液晶モニタとキーボード、トラックパッドを取り外し、代わりに液晶タブレットを載せたものです。専用のデジタイザペンで入力します。
まずは、PLUS YUさんのウェブサイトで確認していただくのが一番手っ取り早いでしょう。
2.Modbookの入手方法
まず、Macbookを用意します。Macbookなら何でもよいわけではなく、型番がMC240のものでなければなりません。ただ、これは平成21年12月現在の情報であって、その後は事情が変わっているかもしれません。本気で購入をお考えの方は、必ずPLUS YUさんへお問い合わせ下さい。私はネット通販のダイレクトハンズというお店で、型番MC240のMacbookを購入しました。
それを、多摩市のPLUS YUに持ち込みます。お店でMacbookを手渡し、Modbookに改造してもらいます。Conversion Kitは11〜12万円くらい。作業料は別途だったかな……? 記憶が定かではありません。MacbookのMC240は当時すでに旧式になっていたので、通販価格は7〜8万円でした。総額20万弱程度だと思います。
3.Modbookの使用感
キーボードがないので、文書作成には不便です。Axiotron Quickclicksというソフトウェアキーボードや、Quickscriptという手書き文字認識ツールがついていますが、やはり本物のキーボードには適いません。私はアップルの無線キーボードを使っていますが、用意するのが面倒なので、短い文章ならQuickscriptを使っちゃいます。結構認識精度が高いので、長文でなければ事足りると思います。
さて、肝心のペン入力ですが、さすがワコムのペンタブだけあって、描き心地は良好です。Cintiq 21UXには劣るが、12WXよりは勝る、という感じですかね。
私がメインで使用しているアプリはComic Studio EXですが、ほぼ問題なく使用できています。Cintiq 12WXでもそうなのですが、縦置きのマンガ原稿全体を表示すると画面上小さくなりすぎて作業できなくなるので、できれば、コンピュータの方を縦置きでも使用したいのですが、残念ながら現行のModbookでは縦置きスクリーン表示には対応していません。
実は、Comic Studioの方でちょっと設定をいじると、Modbookを縦置きで使えるようになるのですが……それはまた別の記事でお伝えしますね。
Modbookでは、Wacom Penabled Technologyというペンタブ技術が採用されているのですが、この技術はウィンドウズマシンなどでも結構使われています。その中の一つ、HP Elitebook 2730pというのも所有しているのですが、使い勝手を比較すると、わずかではありますが、Modbookに軍配が上がります。
単純に、画面の大きさの違いだと思いますね、これは。Modbookの方が画面がやや大きいんです。
画面が大きければ大きいほど、書き味が良くなるようですよ。
4.Modbookは買いか?
液晶タブレット、マック、ポータビリティ。この3点がModbookの特徴です。紙に描く感覚でデジタルマンガを制作したい人で、とくに持ち運んでも仕事をしたい、というマックユーザーには、これ以上はない最良ツールでしょう。ただ、高いし、入手までかなり手間と時間を要することを覚悟しましょう。
5. iPadと比べると……?
iPadではWacomのテクノロジが採用されませんでした。長年、タブレットマックの登場を心待ちにしていた私ですが、この決定を知って、正直、失望しましたね。案の定、iPadのタッチセンサ技術には精細なイラストやマンガを描く力量は全くありません。ま、このことが、Modbookを購入する決意につながったわけですが。
6. Modbookの問題点
購入したばかりでも、ところどころにヒビが入っていたり、液晶タブレットの設置部分に隙間があったり、と、ちょっと改造の技術的なところで不満がありました。それも慣れればどうってことはないのですが。
スタートボタンが硬く、かなり強く押し込まないと、電源が入らないことがあります。まあ、その手作り感もなかなかいいのですが。
それと、最近はしょっちゅうフリーズします。とくにペンを素早く動かしたときに発生することが多いような。
後、重さですね。2.5kgくらいあるんじゃないだろうか。かなり重いです。それでも、ノートパソコンとCintiq 12WXを持ち歩くことを考えると、ずっとラクですけど。
7.今後への期待
あまり売れる製品とは思えないので、改良品が出てくるかどうかわかりませんが……やはりもっと軽いものが欲しいです。Macbook AirのModbook版がいいなー。でも、開発元のAxiotron社の話では、そのような計画はないとのこと。来年にはModbook pro(Macbook proをベースにしたもの)がリリースされるらしいですが、さらに重くなりそう……。
以上。いつでもどこでも液タブでマンガやイラストを描きたい方には、一考の価値あるツールだと思いますよ。