2010年04月09日

タイムス投稿:『議会費を考える』その1

4月7日の桐生タイムスに大変興味深い投稿がありましたので。紹介します。投稿者である岡田氏に了解の上、表を添付させていただきます。桐生、足利、佐野市について、じっくり比較してみて下さい。

---------------------------------------------------------------------
『議会費を考える』              サルビアの会 岡田幸夫

 桐生市の予算・決算書をみると約4億円、歳出の0,9パーセントを占めるのが議会費である。市議会の使命とは言うまでもなく、地方自治体の二元代表制の一翼を担い、市長を長とする市政執行部を監視し、透明性の高い論議を市民に提供し、市民のための緊張感ある市政を運営することにある。そのための費用である議会費について考えてみたい。

 4億円の議会費ははたして妥当な金額なのか。それを判断するために、無作為に人口12万人前後の類似地方都市を選び、その税収、歳出規模、議員数、議会費などを比較してみた。総じていえることは、桐生市は税収の割に歳出の規模が大きく、それに準じて議会費も多いということである。話をわかりやすくするために、身近な類似都市である足利市、佐野市と比較してみる。

この三都市は人口がそれぞれ126千人/157千人/126千人(桐生市/足利市/佐野市の順で以下同じ)、税収152億/200億/178億、歳出金額459億/468億/427億、財政力指数0,59/0,76/0,77。税収が低い割に桐生市の予算が背伸びして多いことがわかる。

 次に議会費、議員数、議会事務局職員数を比較する。いずれも平成20年度の決算書である。議会費は4,0億/3,8億/3,5億、議員数31人/28人/32人、事務局職員数11人/10人/9人。(議会費には維持費以外の議長公用車、水道・光熱費、選挙費用などは含まれていないので実際はもっと多額である。この条件は各市ともに共通)

<img src="http://sky.geocities.jp/yukiniwayama/okada-1.jpg">
                    平成20年度決算書より
posted by 由紀 at 16:03| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイムス投稿:『議会費を考える』その2

 人口が同等以下で、危機的な財政状態にあるという桐生市の議会費がもっとも多いというのは問題であろう。このことが議会の議題にあがったという話も寡聞にして聞いたことがない。議会費とは議員と事務局職員の人件費がほとんどを占める。念のためになぜ桐生市が高いのかその理由を列挙してみる。(1)事務局職員が多い(2)議員数×(歳費+活動費)が大きい(議員数の多い佐野市が低額なのは、一人あたりの歳費と活動費の合計が桐生市より百万円ほど低いから)(3)議長交際費が多い(114万/48万/73万)(4)議事録委託費(桐生市756万/足利市225万)、などである。

 佐野市は高速インター直下に位置し、近くに大規模な工場団地と大型ショッピングセンターもあり、まだ発展途上にある。しかし議員数を一足早く28人に減員し、先ごろ議会を通過した平成22年新年度予算書でみると、桐生市が相変わらず議会費4,0億円を計上しているのに対し、3,2億円とさらに減額しスリムな議会に変身してしまっている。桐生市では議会費低減への工夫と取り組みが鈍いと言わざるをえない。

 質の高い議会本来の役割を果たすのは当たり前のことである。少ない経費で最大の効果を発揮するのが真の市民のためのサービスである。市民は簡単に居住地を変更できない。地方自治体も議会もあらゆる意味で、市民への最大限のサービスを提供する義務を負っている。民間会社ではこの競争に後れを取れば消えていく宿命にある。

 決算書を入手するために足利市役所を訪れた。すべてのセクション(課)に墨痕鮮やかな文字で「まずは市民への感謝から」という書が掲示されている。公務にある者が仕事にあたる原点がここにある思いを強くした。

------------------------------------------------(以上)-------------

 サルビアの会は、桐生市にできた市民オンブズマンのグループです。桐生市民は一歩ずつ、桐生の未来のために進んでいます。
posted by 由紀 at 16:00| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月08日

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いってやつですか?

 妙な噂が流れています。

 過日の議会で、公平委員会の人事案件が市長提案でされましたが、否決されました。人事案件が否決されるのは、おそらく初めてのことと思います。

 人事案件が提出され、質問もなく、突然周藤雅彦議員が反対討論をし、(え?なになに?この方は以前から公平委員のおひとりでしたし、公平委員の報酬は日当制だし。何か問題があったとも聞いていない。どうして?)とあっけにとられている間にすぐに採決。クラブ21、愛・桐生、公明クラブ、桐新会が反対し、否決されました。

 おそらく、市長もビックリしていたと思います。

 私は、亀山市長とこの四派連合(「幾井ギチョーと愉快な仲間達」ともいう)との間で、何か問題があったのかと想像していました。

ところが、

 流れてきた噂は、原因は私にあると言うことです(ホントかな?)

 実はこの人事案件で市長が提出された方は、私が10年以上前から作っているカレンダー『桐生楽暦』の“広告主のおひとり”なのです。“庭山憎し”で「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という事らしいのですが・・・。

そんなことやるかな・・・?

 ・・・しかし、やりかねないな・・・とも思ったり。というのは、昨年私のことを応援してくれているママトモに「庭山を支持するなら、桐生であなたがやっている活動が出来ないようにしてやる」と脅してきた議員がいることを聞いているからです。

 以来、彼女は(ある意味、逆切れして)「なんですとぉ?!やれるもんならやってみろ!」とますます私のことを応援してくれるようになりましたが・・・。

 選挙の時もそうでしたが、議員になってからも、私の近くにいる人は、近くにいればいるほど様々な影響を受け(良い影響を受けることはほとんどない)、大変申し訳なく思います。と同時に、やはり、「これからもこういう方々を裏切るようなことは絶対にできない」と強く思いました。
posted by 由紀 at 15:44| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月07日

「議会便り」(1) 八百長議会の現実

 私が『議会便り』に載せたかったこの部分について、少し説明を加えます。

**********************************

庭山・・平成22年度予算で議会費は約4億円。桐生市議会の費用対効果、有用性について。
総務部長・・二元代表制を担う上でも議会の役割は重要。
庭山・・ではなぜ本会議で居眠りするのか?前鳥取県知事の片山氏は「議会は八百長」と言った。異論反論、少数意見を公開の場で議論し修練することが重要だが、そういうことはほとんどやっていない。またタクシーを待たせて視察を途中退席した議員が問題にならないのは、多数の議員が仲間だから。このような議会の中で議会のあり方について悩む。このような議会を当局は馬鹿馬鹿しいと思って寝ているのか?
総務部長・・仮にそのような職員がいたとしても、『瞑目』していると思う。

**********************************

 まず、議会費が約4億円かかっている現実。私が在籍している今までの3年間で約12億円かけて桐生市議会が運営されています。

 3月議会の私の問責決議案に対する討論の中で、相沢議員が「3月17日のあの議論(国保税値上げ)を見て、八百長と思った市民はいなかったと思う。八百長議会では絶対にこんな事はない。」と迫力満点でおっしゃいました。

 が、このように賛否が拮抗したり、また討論がこれほど多く行われたコトは、私が在籍している今期3年間において、いくつあったかな?議員定数削減、西牧議員の百条委員会、私の2回の問責、そして、今回の国保。他にあったかしら?あったら教えてくださいな。

 こういうことで議会費約12億円。

 また、採決方法を巡って「記名式」あるいは「無記名」どちらにするかを決める際、休憩前には「記名式」希望の発言が多かったのに、休憩後には「無記名」となりました。その変更の理由は『カイハに持ち帰って相談したらそうなりました』というような答えだけで、とても納得できるものじゃない!「カイハ」という密室に持ち帰って、内々で何があったのか、ギチョーに呼ばれたのか、何があったか知りませんが、こういうのを指して「八百長議会」と言ってもいいんじゃないですかしら?

 これで「八百長じゃない!」と断言できる相沢議員の感覚を私は「ご理解できません」。
posted by 由紀 at 10:45| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「議会便り」(2) 『瞑目』発言で見えること

 それと、総務部長は居眠りを認めませんでしたが、腕を組んで目をつぶって口を開けて動かなくなったら、寝ているじゃないですか?もちろん、本会議でそういう状態になっているのは、市長、執行部職員だけでなく議員もですが。

 そして、総務部長は居眠りを認めず、そういう格好をしていても、それは居眠りでなく『瞑目』だとおっしゃいました。私は「瞑想」と聞き違いしてしまいましたが。

 ちなみに岩波の国語辞典によると、

瞑想・・・目を閉じて静かに考えること。眼前の世界を離れてひたすら思いにふけること
瞑目・・・目を閉じること。特に、安らかに死ぬことをさす。

 つまり、総務部長は、「腕を組んで目をつぶって口を開けて動かなくなった」状態の執行部を、「安らかに死んでいる」状態と発言したと言うことです。

 これだけでも、おかしいのですが、ここで執行部の議員に対する『ある姿勢』がうかがえます。

 それは、

 『普段使わないような難しい言葉や抽象的な言葉、行政用語を連発して、人気取り投票だけで当選したお馬鹿な議員を煙に巻いてしまえ。どうせ質問は3回までしかできないのだから。』

 こんなふうに思っているんじゃないですか?

 だ・か・ら、不意打ち的な質問をされて焦っちゃったりすると、今回のように『瞑目』なんて言っちゃう。

 議員の前では「センセイ」とか「ギインサン」とか「お願いしますよ〜」などとヨイショしておいて、後ろを向いてベロを出しているのは分かっていますよん。

 もちろん、難しい公務員試験を受けて、何年もお仕事されているのですから、職員の皆様は優秀なプロだと思います。そこらの議員とは違いますよね。で、あるならば、人気投票であろうと、能力低かろうと市民の代表として在籍しているシロウト議員に、分かりやすく答えるべきではないですか?


 だいたい、議会で質問は3回までしかさせないって、おかしいでしょ。「議会のルールだあ!」と言うけれど、何を目的にした誰のためのルールなんですか?あー(>3<)悔しぃ〜!!
posted by 由紀 at 10:43| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。