例えば、A市では、本会議前に必ず全員協議会を開催し、ガス抜きをするそうです。ここで当局提案が否決されそうな議案はだいたい見当がつくので、そういうものは本会議には当局があげないとのこと。ですから、本会議は、「セレモニー」となっているようです。なんでも、当局提案を否決することは『市長の不信』につながるから・・・というお考えのようでした。そんなことないと思うのですが・・・。
またB市では改革派の市長になってから、議会が活性化して、質疑、討論が頻繁に行われるようになったとのこと。当局提案が否決されることもあるそうです。私は、開かれた場で議論する、もちろん否決もあり得る・・・こういう議会が、正常な議会と思います。B市の議会活性化は、改革派市長の効果と言えるでしょう。ただ、このB市は、カイハの締め付けがきつい。しかも、多数派議員に都合が良いように議会ルールが変更されます。例えば、会派選出委員による会議の人数を、多数会派が多く占めるように、同時に少数会派から選出されないように人数設定したり。
でも、両市議会とも桐生よりはずっと良い状態です。何よりうらやましかったのは、予算決算審議は全員でやっていること。
本当は、当たり前なんですけど。桐生市民だって、全員でやっていると思っています。私だって、議員になって初めて予算決算の一番重要な審議を『半分の議員でしか審議していない事実』を知って、びっくりしましたもの。その理由は、もっとびっくり!(発言しない議員は飽きちゃって何度もトイレに行く。それがみっともないので半分にした・・・と当時議員をしていた方から直接聞きました)
やって当然の「予算・決算審議の議員全員による審議」。それができない(やりたくない)桐生市議会。
「桐生市議会より、うちの議会の方がめちゃくちゃで、理解できないルールがいっぱいあって、こんなすごいこと議員センセイがやっちゃって、こんな信じられない下世話な事件があったりして、すごーくおもしろいよー!」・・・というオモシロ・トンデモ議会があったら、是非教えて下さい。
そんなところ、あるかな。