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“発祥の地”で全映画館閉館へ
8月1日 5時31分

“発祥の地”で全映画館閉館へ
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日本で初めて映画の常設館が生まれ、「映画館発祥の地」として知られる東京・浅草で、5つある映画館がことしの10月までに閉館することになりました。

東京の浅草は明治36年に日本で初めて映画だけを楽しめる常設館が作られた「映画館発祥の地」として知られています。
昭和20年代から30年代の日本映画の黄金時代には30館以上の映画館がひしめき合っていましたが、現在は外国映画を2本立てで上映する「浅草中映劇場」や時代劇などを中心に上映する「浅草名画座」など、5つの映画館が営業を続けています。
しかし経営する会社によりますと、これらの映画館が入っている建物は、建築からおよそ80年がたつなど老朽化が激しく、経営も厳しくなってきたことなどから、5つの映画館すべてをことしの10月までに閉館することにしました。
映画館を訪れた東京都内に住む60代の男性は、「見逃した作品を見るために2か月に1回くらいは通っていました。なくなってしまうのはさみしいです」と話していました。
この建物の再開発計画について、映画館を経営する会社の親会社「松竹」は、現時点で具体的なことは決まっていないとしています。

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