長良川うかいミュージアム開館　岐阜

　１３００年前から岐阜市の長良川で続く伝統漁法の鵜飼いを紹介する観光施設「長良川うかいミュージアム」（長良川鵜飼伝承館）が１日、岐阜市長良の長良川沿いにオープンした。

　縦４メートル、幅１２メートルのスクリーンの手前に鵜舟を配置。鵜飼いの映像を流し、臨場感ある漁の様子を伝えるほか、鵜匠の装束や歴史を紹介するパネルを展示。鵜を観察できる場所もある。

　鉄筋コンクリート２階建てで、延べ２２００平方メートル。オフシーズン（１０月１６日〜５月１０日）でも鵜飼いの魅力に触れられるようにと、岐阜市が約１３億円で建設した。

　記念式典で、細江茂光市長は関係者とテープカットし「鵜飼いは岐阜市だけでなく日本の宝。歴史を守る重要な拠点となるよう期待したい」とあいさつした。観覧料は一般５００円。

（中日新聞）