upperline
長沙は、政府や地方銀行とともに、「世界的な金融機関」にも投資に参加するよう呼び掛けると話している。
「財源の確保は問題だ」。野村証券のエコノミスト、張智威氏はこう言う。「現実問題として、どの程度までこの計画を実施できるかは、銀行融資を受けられるかどうかに大きくかかっている」
手綱緩める規制当局
銀行は、前回の景気刺激策の間に積み上がった債務を懸念し、過去2年間は事実上、地方政府への融資を絶ってきた。それでも規制当局はここ数週間、手綱を緩め始めており、銀行に対して、優れた投資収益をもたらす可能性の高いプロジェクトには融資しても構わないと話している。
地方政府は政策の緩和に応じて、多額の投資計画を打ち出している。北部の陝西省の省都、西安は先日、同市が建設を計画している地下鉄6路線に加え、新たに9路線を建設すると述べた。一方、南部の貴州省は、省内の観光産業の発展に約3兆元使う方針を表明している。
By Simon Rabinovitch in Beijing
© The Financial Times Limited 2012. All Rights Reserved. Please do not cut and
paste FT articles and redistribute by email or post to the web.
-
五輪に沸くロンドンが「ゴーストタウン」化 (2012.08.01)
-
米国の若者に重くのしかかる学生ローンの債務負担 (2012.08.01)
-
ユーロ圏内の企業に大きな「金利格差」 (2012.07.31)
-
新興国で不振が目立つアップル (2012.07.31)
-
シェールガスブームに泣く石油大手 (2012.07.30)
-
雨不足のモンスーンが不振のインド経済を直撃 (2012.07.27)
-
暑さと雨不足でロシアの小麦にも黄信号 (2012.07.27)
-
ガス欠に陥った欧州自動車メーカー (2012.07.26)
-
社説:政治のせいで深まるスペインの苦悩 (2012.07.26)
underline
昨日のランキング
直近1時間のランキング