- [PR]
国際
中国、太陽光パネルで世界“席巻”へ 伸びる国内販売…低価格競争も激化
2012.7.29 18:03
[中国]
【上海=河崎真澄】太陽光発電の電池パネル需要が最も大きい欧州で、ドイツ企業が欧州連合(EU)に中国製品に対する反ダンピング(不当廉売)調査を求めたのに対し、中国の太陽光発電装置メーカーは「調査は不合理」などと一斉に反発。欧州を牽制(けんせい)する一方で、国内での販売急拡大と量産効果でコストダウンを進め、さらなる安値攻勢で世界市場の覇権を狙う戦略をみせている。
中国メーカーにとって欧米だけが市場ではない。中国で見込まれる太陽光パネルの新規設置容量は今年10~12月期に約225万キロワットと、債務危機で設備投資意欲が減退し、下降を続けるドイツ市場を上回って世界一になる見通しだ。
中国政府は経済成長の軸足を輸出主導型から内需主導型に切り替えようとしている。太陽光発電の国内市場の急拡大も、欧米市場の需要の頭打ちも見越して、政府が電力買い取り制度導入をテコに地方政府や国有企業などに太陽光パネル設置を急がせているためだ。
最大手メーカーの尚徳電力(サンテックパワー、江蘇省無錫)によると、中国各社は急ピッチで伸びる国内販売を背景に、研究開発費の大半をコスト削減努力に費やしており、同時に中国メーカー同士のコストダウン競争も激化している。
米国や欧州でダンピングが認められて高率の関税が課せられた場合でも、中国製品の国際競争力は維持しようとする戦略とみられ、中国メーカーの独り勝ち状態は避けられそうにない。
このニュースの写真
関連ニュース
- [PR]
- [PR]