減税日本:河合優・名古屋市議を除籍処分 当て逃げ容疑
毎日新聞 2012年08月01日 02時20分(最終更新 08月01日 07時46分)
名古屋市議会の最大会派「減税日本ナゴヤ」の河合優市議(47)=緑区=が当て逃げ事故を起こしたとされる問題で、地域政党の減税日本は31日、党幹事会を開き、河合市議を除籍処分とすることを決めた。同党を率いる河村たかし名古屋市長は「減税日本が既存の政治を打ち破ってくれという熱い期待から登場した中で、申し訳ない」と陳謝した。愛知県警緑署は近く、河合市議を自動車運転過失傷害と道交法違反(不申告)容疑で書類送検する方針だ。
減税日本の広沢一郎幹事長が議員辞職を促すと、河合市議は「やめたくない。辞職勧告が決議されても続ける」と話し、離党届を出したという。減税日本は受理せず、重大な事故と判断して除籍処分にした。減税日本は、河合市議が辞職しない場合、議員辞職勧告や除名に向けて市議会各会派に働き掛けることを検討しており、広沢幹事長は「猶予期間は短い」と説明した。河村市長も「いったん選挙で選ばれた以上、自分からやめないといけない。今の状況では議員を続けるのは無理だと思う」と辞職を促す考えを示した。