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卒論の時期ですね。ワタクシも例に漏れず卒業論文のまっ最中です。
ワタクシの大学での卒論はLaTeXで書くということが決まっていて、今までは大学の環境でしか書くことができませんでした。
今回メインマシンであるMacでのLaTeX環境を改めて整えたので方法を含めまとめます。関係ある人はごくわずかかもしれませんがご容赦ください。

大学でのLaTeX環境

大学はOracle Solaris(旧Solaris)というUNIX環境だったので、LaTeXはコンソールでDVI、PDFに変換して印刷という方法をとっていました。
例えば、test.texというファイルを作った場合。

platex test.tex texファイルをdviに変換
dvipdf test.dvi test.pdf dviファイルをPDFに変換

という行程を経て印刷まで持っていくことができました。レイアウトの確認も同様です。
最低限Macでもここまではできないとダメです。

MacでのLaTeX環境構築方法

MacでLaTeXを使う方法はいろいろありますが、調べまわった結果TeXShopというソフトを使う方法が一番よさそうなのでTeXShopを使った方法を紹介します。ちなみに私の環境は

  • MacBook2008 Late
  • Mac OS X 10.7.2 Lion

になります。

How to install X and pLaTeX environments on Mac OS X

このページがとても参考になりました。

1. UpTeXとgs(Ghostscript)のインストール

1.1. すでにX11は入っているのでpTeXをgsをインストールします。

下のサイトより、

  1. Drag & Drop UpTeX
  2. ESP Ghostscript 7.07.1

をダウンロードします。
JIS X0212 for pTeX

1.2. Drag & Drop UpTeXのインストール

「Drag & Drop UpTeX」のディスクイメージファイルを開いてUpTeX.appをアプリケーションフォルダにコピー。
アプリケーションフォルダのUpTeX.appを開く。「初期設定をしますか?」と聞いてくるので「はい」をクリック。

1.3. gsのインストール

さっきダウンロードしたもうひとつのファイルを開いて「.pkg」と名のついたパッケージファイルを開いてインストールする。

2. TeXShop

2.1. TeXShopのインストール

以下のサイトからTeXShopをダウンロード。
TeXShop

2.2. TeXShopの設定

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環境設定の書類タブの左下にある設定プロファイルからpTeX(Shif JIS)を選ぶ。

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次にタイプセットタブのデフォルトのスクリプトTeX + DVIを選択。

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最後に内部設定タブの設定を上記の通りにする。終わったらOKを押して終了。

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あとはフツーのLaTeXと同じようにテキトーに書いてタイプセットをクリック。

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PDFファイルができちゃいます。設定はめんどいけど使うときはカンタン!!

TeXShopでオリジナルのスタイルファイルを読み込む方法

大学の論文のフォーマットは独自のスタイルファイルを読み込んでいるようなので先生経由でそのファイルを入手しました。それをTeXShop側で反映する方法があったのでついでにまとめます。

コチラのページに方法が載っていました。

MacWiki – TeXShopヘルプ(2-01)スタイルとマクロをteTeXに追加する

ホームフォルダの下のライブラリフォルダの下にtexmfというフォルダを作る。その下にtexというフォルダを作る。さらにその下にlatexというフォルダを作る。さらにさらにその下にスタイルファイル(.clsや.sty、.bibなど)を置く。

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例えばこんな感じ。

おわりに

これでやっとMacでも論文を書く準備が整いました。マカーの方でLaTeXで論文書くよって方はご参考ください。

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