２５００万円被害 振り込め詐欺か

7月30日 11時40分

東京・世田谷区の８１歳の女性が、長男を名乗る男から「電車の網棚にかばんを置き忘れた。仕事に必要な金を貸してほしい」と、うその電話を受けて２５００万円をだまし取られ、警視庁は、振り込め詐欺事件として捜査しています。

警視庁によりますと、今月２６日、東京・世田谷区に住む８１歳の女性の自宅に、長男を名乗る男から、「電車の網棚にかばんを置き忘れた。中に重要な書類が入っていて、仕事に必要な金を貸してほしい」と電話がありました。
女性の自宅には、その日と翌日に、長男の部下を名乗る男が２回訪れ、女性は自宅にあった合わせて２５００万円を渡したということです。女性は、長男と同居していましたが、長男は電話があった日や男が訪れた日は留守で、女性は２８日、自宅で長男と話をしてだまされたことに気付いたということです。自宅を訪れた男は、年齢が３０代前半くらいだったということで、警視庁は、振り込め詐欺事件として捜査しています。