2010年05月27日

市民メール:「チャレンジ25」は丸投げの連鎖

 「チャレンジ25」について、早速市民の方からメールが来ましたので紹介します。

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 この基本計画案を入手するのにずいぶん苦労されたようです。

o(`´)oニワヤマココロノツブヤキ
ご推測の通り情報を得るだけの話で、すったもんだしました。昨日表にしたデータも、委託先である北関東産学官研究室では情報をもらえず、結局市の担当職員の言うモノを「カキトレ」と言うことで、書き取ったものです。私の目の前で、職員はデータを手にしているのに、それをコピーせず、ご丁寧に音読してくれました。『この行動』の目的がわかりません。・・・嫌がらせ?

 このプロジェクトの責任主体がどこなのか(議会で審議されるようですから桐生市と思いますが)よくわかりませんが、この予算配分から推論すると、まことに杜撰な計画であり、専門家(北関東産学官)に丸投げし、専門家がまた専門家に投げて、何をしようとしているのか、桐生市のために何の役に立つのかまったくわかりません。自己満足の計画案であり、高校生の科学部でももっと丁寧でマシな計画をつくると思います。国の金とはいえ、こういう金の使い方が市の衰退の原因だろうと思います。

 委託料から計画を推論しますと、

(1)小型水力発電所を作る。
(2)充電設備と多数のバッテリーを準備する。
(以上の設備費が1億3700万円)
(3)充電されたLiB(バッテリー)をワタ渓で桐生まで運ぶ。
(4)6台のEV(電気自動車)と735万円分のアシスト自転車を、市内を走らせてCO2削減実証データを取り分析する。
(5)検証期間は6ケ月。

 予測されるデータの90%以上は実験しなくともシュミレーションできるでしょう。
posted by 由紀 at 11:52| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

市民メール:「チャレンジ25」は市民生活に有効か?

 発電した電気を電池に充電し、列車で運ぶという発想は19世紀のものでしょう。

 2億円の実証実験が終わった後、桐生市に何かが残りますか?

 桐生市のために何かの役にたつことがあると思われますか?

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 全くその通りだと思います。「チャレンジ25」の説明を聞いて、どうにも納得できず、調べれば調べるほど、おかしいオカシイおかしい・・・と疑念の渦の中に迷い込んでしまいました。

 要は、これほどの金額を使って(国のカネだといっても、これも私たちの血税)、この事業をしたことで、市民のために役立つことが何かあるのか?市民のために有効なのか?ということが明確でないのが一番、問題だと思います。
posted by 由紀 at 11:41| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月26日

『7.2兆円』はCO2削減25%につながるの?

 鳩山ソーリがとある国際会議で「CO2削減25%カットします」などと口走ったため、『明日の安心と成長のための緊急経済対策』で、『7.2兆円』が支出されることになりました。ソーリの一言は、デカイですね。

 この内訳も非常に気になるところですが、とにかく桐生市について整理しましょう。

 この7.2兆円のうち、1283億円が「環境項目」で使われ、そのうちの実証事業費として、『30億5000万円』を、大阪府、京都府、帯広市、中津川市と桐生市の6団体に分配することになりました。桐生市はそのうちの2億円を『チャレンジ25地域づくり』としていただくとのことです。

 これはあくまで『実証実験』であり、その内訳は、以下のとおり。

<img src="http://sky.geocities.jp/yukiniwayama/hato.jpg">

<表注釈>
*1 小型車EV(3台)、マイクロEV(2台)、EVトラック(1台)を6ヶ月レンタル予定。利用者は市民モニターを募る。
*2 購入予定。市民及び観光客の利用を考えている。単年度計画で、購入した自転車の所有は環境省のものとなる。環境省の許可が得られれば、継続して利用もありうる。
*3 のべ18人を予定。中でも特別研究員3名には、日当3万円で140日間雇用予定。
*4 旅費や文具など消耗品代として。

 私が気になるのは、「CO2排出推計のコンサル料金 約1千万円」とか「環境専門家賃金 約2400万円」です。その他、「群馬大学事業協力委託料 約30万円」や「NPO北関東産学官研究室への事業管理費 約400万円」も気になりますが。さらにこれ以外に、雇用対策も兼ねるという国の指導があるため、ムリムリ仕方なく(?)臨時職員さんを企画課に雇用するのです。

 「約1千万のコンサル料?」「環境専門家の約2400万?」・・・なあに、コレ?どちらにお頼みするおつもりですか?

 まさか、どこかの天下り関連・・・ではないでしょうね?

 それと、桐生市のH22年度の予算書の中には「北関東産学官研究会連携支援事業」として、3900万円計上されています。『北関東産学官研究会』は、NPOです。NPO団体に、2400万円の事業補助と補助金1500万円が桐生市から支出されています。そして、国からの事業委託先の受け皿としての役割を担っています。

 なんだか、ちょっと・・・気になる存在です。
posted by 由紀 at 22:23| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月25日

専決だからって素通りさせないよ(1)人件費増額?!

 6月2日から、6月議会が始まります。

 昨日、議案の説明会がありました。今日は、一晩考えて納得できない部分について整理するために、市役所内をグルグル回っています。

感想は・・・・・・。ムカツクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・です。

 一番気に入らないのは、「報告第9号 専決処分の承認を求めるについて」です。

 専決処分とは、本来は議会に諮って議決を得るべき事案であっても、市長などの時間的都合などによって「急を要していたので、やっちゃいました〜」などと議会に事後報告するものです。

 今回その中に、「チャレンジ25地域づくり実証事業」なるものがあり、国から2億円の補助が受けられることになったというのです(単年度事業)。これは、鳩山総理がCO2削減 25%を宣言したことを受けて行なわれるものです。1990年と2020年を比較して、CO2排出用を25%削減すると。桐生の山間部黒保根地域に発電装置を設置して、リチウム電池に充電して、街の中で電気自動車や電気自転車で利用する『実証実験』のための費用だそうです。桐生市が環境省に申請し、北関東産学官研究室(以後、キタカン)に委託するという計画らしい。さて・・・

庭山:この事業をするために臨時職員を雇用するようですが、ただでさえ桐生市の職員数は多いのに、何で雇用するのですか?雇用しないと出来ない事業なんですか?

職員:国の平成21年度2次補正で「明日の安心と成長のための緊急経済対策」の一環で行なう事業ですので、臨時職員を雇用しなくてはならないのです。時給740円、1日5時間で60日雇用で計算しました(22万2000円)。

庭山:こんなんで雇用対策になるのかしら?この臨時職員さんは、どこで働くのですか?

職員:たぶん、企画課で。

庭山:事業委託先は、キタカンでしょ。なんで、企画課なんですか?

職員:連携事業なので。
posted by 由紀 at 15:24| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

専決だからって素通りさせないよ(2)企画書みせて!

庭山:納得できないですけど。では、「チャレンジ25」についての事業計画書を見せてください。

職員:ただいま環境省と話をつめている段階なので、詳細についてはお答えできません。

庭山:詳細でなくてもざっくり出いいですから、申請書とか計画書を見せてください。補助金が出ることになったのですから、そういうのがあるでしょ。

職員:詳細については・・・。

庭山:ざっくりでいいですから。いくら専決の報告であっても、中身がわからないで「はい、いいですよ」なんて通せないでしょ。資料がなかったら調べられないでしょ。見せてください。

職員:上司と相談してからでいいですか。

 ・・・ということで、今、無会派控室で待っているのですが・・・。なんで、資料を見せる見せないで盛り上がる?そんなに見せられないものなんですか?そんなので国も補助金をもらえちゃうんですか?こんなもの、ぱっと見せてくれれば、ぱぱぱと見て『ありがとう』とにっこり笑って終わりなのに。なんなんですか〜。

 それでもって、キタカンの事務所にも行ってみたのですが、職員さん二人がしずか〜に着席されていましたが、「チャンレンジ25」の企画・計画書を見せて欲しいと言っても「会長がいないのでわからない」の一点張り。2億もの補助金を国からもらう事業なんですよ?!

 要は、事業を行なう責任の所在が明確でないと言うことなんでしょうか?

 もしや、国の審査はユルユルなんですかしら?

 そういえば今日は確か、事業仕分け最終日でしたよね。民主党の懐の中もしっかり仕分けしたほうがよろしいのではないでしょうか?

 血税ですよ!
posted by 由紀 at 15:24| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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