2010年05月31日

緑の分権事業(1)調査だけで終わる可能性も・・・

6月議会の補正予算ででてきた『緑の分権事業』

 これは、総務省の方からお金が出る事業です。「調査だけで終わる可能性もある」と説明を受けました。それに、約900万円使いたいと言うものです。

 国の方針として、生活や経済などの中央主権方から地域主権への転換を図っている。そこで、地域資源を最大限活かす仕組みを作り、地域を活性化させ、絆の再生を図りたい・・・という大きな目標を掲げているのが『緑の分権改革』ということです。

 そこで、今年の1月中旬に「緑の分権改革推進事業やりませんか〜?」と全国で委託先を募集。その結果、例えば群馬では、県と前橋、高崎、桐生、水上が挙手し、受託許可が下りました。

<img src="http://sky.geocities.jp/yukiniwayama/mido-4.jpg">

 桐生市は、市内に小水力発電が可能な地点を5つくらい探したい・・・というので外部のコンサルタントに事業委託をします。この委託調査費で約900万円支出するというものです。あくまで調査なので、調査だけで終わる可能性もあると言うことです。その事業費一覧表は、以下のとおりです。

<img src="http://sky.geocities.jp/yukiniwayama/mido-1.jpg">

 ぱっと、これを見て、ぱぱぱといくつか疑問がでます。まずは、「検討会議になぜ9万円かかるのか?」とか「小水力発電フ存調査に約950万円?」

 そこで、小水力発電フ存調査の内訳を見てみると、

<img src="http://sky.geocities.jp/yukiniwayama/mido-2.jpg">

 人件費が約350万円、諸経費が400万円、技術料が約150万円。・・・?

*  *  *  *

庭山:人件費が高いですね。内容を教えてください。

・・・ということで、職員が手持ちの資料を読み上げ(またコピーしてくれなかった)、それを書き取ったものが以下の表になります。

<img src="http://sky.geocities.jp/yukiniwayama/mido-3.jpg">
*のところには、主任研究員が入ります。その日当は47,000円。

庭山:主任研究員の日当は、47000円ということです。いいお金ですね。

職員:これは、最高の金額で、最低は、日当22400円です。

庭山:この事業は委託ということですが、どこに委託するのですか?

職員:まだ決めていません。
posted by 由紀 at 14:16| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

緑の分権事業(2)後悔していませんか?

庭山:では、この委託金額はどのように計算したのですか?

職員:以前桐生の環境調査に関わったコンサルに見積もってもらいました。

庭山:では、そこに委託するのですか?

職員:そういうわけではありません。

庭山:本当ですか?まあいいです。後でわかることですから。それと、この人件費より高額な諸経費ってなんですか?

職員:いろいろな算出方法があって、人件費に120%とか掛けて算出したようです。何に基づいているかは・・・。

庭山:?良くわかりません。また、人件費で高額な日当を出す上に、さらに技術用が約150万円というのも、理解できません。

職員:このような算出方法については、専門的な見地からだされています。

庭山:それがわからないので、説明して欲しいのです。

職員:それは、ちょっと・・・。

庭山:では、この調査事業をやった場合の、桐生市のメリットは何ですか?

職員:調査してみないとわからないのですが、小水力発電をすることで、雇用が生まれて地元活性化につながります。また、化石燃料でない未利用エネルギーの利用によってCO2削減ができます。さらに、観光にもなります。

庭山:・・・なんだか、やめたほうがいいように思いますけど。最後に、この約900万円をかける以上の税収が見込まれるので行なう調査ですよね?

職員:約996万円で書類を提出しましたが、認められた金額は、約896万円です。効果がでるよう頑張ります。

庭山:頑張るのは当たり前でして・・・。調査した結果、5ポイントを選定して、そこに何がしかの雇用なり、観光化が可能だという前提があって、やる調査なんですよね?

職員:ひとつの団体からは言われています。そもそも、この事業は、提案するのが目的でして、調査結果は、広くPRして地元活性化につなげたいと思います。

f-u‐...
(=。=)ふ〜…ニワヤマココロノツブヤキ
この事業をやると、委託先になったこと、後悔していませんか?
それと、この議案が通って予算付けが議会で了承されたら(されると思いますけど)、もっと面倒なことになりませんか?大丈夫ですか?心配です。
posted by 由紀 at 14:14| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月30日

市民メール:職員数を減らしてほしい

 市民の方からメールをいただきましたので、紹介します。

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 いつも、ブログを楽しませていただいてます!

 5月25日市役所正面玄関を入り、すぐ左側が何課受付なのか覚えてくるのを忘れましたが2人の職員のうち中年女性職員が堂々とあくびをしてあとから片手で覆っていました。背を向けるなりちょっとかがむなり見えないように気を使う事ができないのか驚きました。

 ホントにお役所はいつもノドカですね。

 少し前も案内係りのおばさまが、まるで窓口で依頼し待っている市民のように椅子に腰掛けていて、キョロキョロ見渡す人がいると近寄って案内していました。そのとき首から名札が下がっていて、なーんだ職員だったのかと気づきました。それを見て私は「いいなぁ、楽な仕事で・・・普通は立って仕事をしているものではないのか?」暇と退屈と戦っているのか知りませんが、やっぱり職員数を減らして欲しいですね。愚痴を言ってごめんなさい。

---------------------------------------------(以上メール)----------

 (〃^o^)〜♪♪のどかな湖畔の森の陰から、もう起きちゃいかがとカッコーがなく、カッコー、カッコー、カッコーカッコーカッコー♪〜(^O^)(^O^)(^O^)ご一緒に〜♪

・・・と歌が聞こえてきそうです。

 他にも、市役所2階のフロアを訪れた市民の方から、「就業時間中に職員たちが話をしているが、旅行とか、どこのレストランがうまいとか、そんな話ばかりが聞こえてきた。まったくねぇ」というお声もいただいています。

 桐生市と同規模の他の自治体と比較しても、職員数が多いのは明らかです。以前、「職員が多いのでは?」と質問したことがありますが、「桐生市は他市よりも市民サービスが多く、充実しているから」とお答えをいただきましたが、そのように多様なサービスが充実していると実感されている市民の方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?
posted by 由紀 at 09:34| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月29日

『専決』なんて、どこの議会でもよくあること。

市議、職員の賞与半減  阿久根市長、独断で専決処分

<img src="http://sky.geocities.jp/yukiniwayama/akune-n1.jpg">
2010.5.29 読売新聞より

するとさっそく、

その新聞報道をみた桐生市民の方から以下のようなメールが届きました。

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阿久根市の竹原市長が、市職員の夏季賞与を半減にした。
竹原さんは、これを専決処分という宝刀で決定した。
自治労は当然「議会に諮らず一方的に通告するのは許さない」と猛反発。
これは面白いことになってきました。

-------------------------------------------(以上メール)------------

 まったく。期待がふくらみます。桐生市民も期待の気持ちを持って、注目しています。

 しかし、この最後の部分、「地方自治法によると専決処分は議会で議決すべき事項などについて首長が決定する行為で、災害発生時のような議会を招集する時間的余裕がない場合などにできる、と定めている」と書いてあります。

 そんなこと無いでしょ。

 専決処分なんて、どこの議会だって災害が発生していなくたって、ゾロゾロ出ているでしょ。今回の桐生市の6月議会だって、何の災害もないけれど、23の議案のうち、8つは『専決』です。

 「災害発生時でないと本来『専決』はない」という書き方としている読売さん。地方議会のこと、あまりご存じないのでしょうか?まさかねー。そんなことないですよね。だとすると、この記事から、竹原市長に対する単純な悪意を感じます。・・・キライなんですね、取材させてもらえないから。

 事実に基づいて、偏向報道の姿勢を改めれば、取材許可ももらえるかもしれませんが・・・。『専決』について、このようなことを書くようでは、まだまだしばらく、ムリかもね。

 ところで、リコール運動を展開すると意気込む川原君。以前、市民懇談会で「駆け引きのない政治をしてほしい」と発言し、ご婦人に「わかってないわね!」と指摘されてましたが、未だに、わからないようですね。もう一度、ご婦人の声をよく聞いたほうがいいかもしれません。

阿久根の懇談会動画(2010.3.14)
http://www.city.akune.kagoshima.jp/topic/mayer_room.html#2

ハイ、どーぞ。
posted by 由紀 at 18:20| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月28日

H22 6月議会提出議案の特徴(1)

 今日は、提出された議案の「ききとり」というのをしました。これは、「どんな質問をするのですか?」ということで、「こんなことです(多分ね)」ということを当局(役所の職員さん)にお伝えするものです。

 まったくばかばかばかしい議会のルールで質問は3回までしかできません。私はそのうちの最初の質問だけ、「こんなことです」と大体をお伝えしています(過去に「ききとり」を拒否したこともありました)。

 中には、質問全部をお伝えする議員もいますが・・・。でもって、こういう議員と職員は議会で「音読」するのです。これが議会が『音読大会』になる所以です。

 ただ読み上げるだけなら、本職のアナウンサーに綺麗な声で、正確に読み上げて欲しい。

 いつだったか、「ワタシ!音読が得意なの!」と、ながながとおよそ40分間、ズーッとインターネットの掲示板の書き込みを音読した女王様がいらっしゃいました。どうせ読むなら、もっと練習してからのほうが良かったのではないでしょうかしらん?
posted by 由紀 at 14:01| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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