由紀日記

庭山：じゃ、市民の負担が増えてもいいんですか？

周東委員：議員同士の議論も良いけど質疑にしましょう。交通量調査について伺います。

職員：都市計画課で調査した結果、推定ですが、９７００台ほどです。計画では１００００台です。徐々に増えつつあると思う。

園田委員：中通り線大橋は、錦桜橋と昭和橋の中間にある。中通り大橋ができて、錦桜橋と昭和橋の交通量は減ったのか？きちんとデータで説明すべきだ。

職員：概略では９７００台。錦桜橋と昭和橋は県道ですので、交通コンセンサスによると昭和橋が２万１０００台、錦桜橋が２万４０００台です。２橋で４万５０００台だったのが、３橋でそれぞれ１５０００台に振り分けられていると思います。

庭山：推計９７００台の「推計」とはどういうことか？昭和橋が２万１０００台で錦桜橋が２万４０００台というこの調査のでどころは？また、中通り大橋ができてから調査をしていないと言うことか？

職員：正確には・・・。我々としては、通勤時間をのぞいた２時間を計測して推計しました。昭和橋と錦桜橋についてのデータは平成１７年の県の交通コンセンサスです。

庭山：中通りができてからは計測していないのか？

職員：８月に２時間計測しました。

庭山：８月末の２時間は何月何日の何時から何時か？

職員：８月２６日の木曜日に計測しました。９時から１１時です。

庭山：錦桜橋と昭和橋は調査していないんですよね？

職員：はい。

岡部純朗員：統計と言われるけど、統計上ではなくて実際の交通量の多いときの印象で良いんではないかと。いかがですか？

部長：計測も課長に命じて２時間した。また実際に通ってどうなのかと言うことは、職員に聞いたり、動物園にきた人たちに、どの橋を通ってきたか、どうだったかを聞いている。

庭山：委員長。起債についての質疑に対する答弁がない。財政課の説明を求めます。

細谷委員長：委員の皆様に伺います。担当部局を呼ぶか呼ばないか。

庭山：お金のことを考えた上で判断すべきと思うので、ちゃんと説明していただけないと判断しかねる。

幾井ギチョー：きいてもね、この事業は進んでいるんですから、当局を信用して進めていただければ。

岡部純朗委員：唐突な質問ですから。後で調べて出していただけるかどうか。今呼ばなくても良いのではないかと。

園田委員：庭山委員に聞いてさ。後でも良ければ出してもらうって事で。

委員長：では、庭山委員。

庭山：、当局をはじめから信用して審議すること自体に疑問です。資料を提出していただけるなら、できるだけ早出してほしい。

幾井ギチョー：資料をどうこうと言うより、庭山委員は最初から賛否が決まっているんだろ？。納得しないって言ってるんだから、コレが出てきたからって納得しないでしょ。

庭山：それはおかしい。金額を踏まえた上で判断したいって言ってるんですよ。

園田委員：これはね、担当部局に委員長が資料を出してくれって資料請求すればいいんですよ。そうすれば庭山さんも納得するんじゃないですか。

細谷委員長：それでいいですか。賛否はどうしますか。

庭山：資料が出てきてから判断したいので、委員会での賛否は表明しません。退席します。

細谷委員長：了解しました。

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　その後、私は退席しましたが、他委員の皆さんは賛成したようです。一番大事なお金のことを確認もしないで、賛成するのはあまりに無責任な審議だと思います。・・・審議だと思うから腹が立つのか・・・。むなしい。

そして、数日後出てきたデータは・・・

中通り大橋線事業に係わる起債および償還額について
Ｈ７―Ｈ２１に借りた金額　　　約３３億円　　利子で返さなくてはならない金額　　　約４億３０００万円

Ｈ２２−Ｈ２５に借りる予定の金額　　　約４億円　　利子で返さなくてはならない金額　　　約５０００万円

合計すると、　
中通り大橋線事業に係わる桐生市の借金　約３７億円　　利子　約５億円

つまり、合計１０８億円の橋で、国民の皆様からの負担が５２億円で、残りの約５６億円が桐生市民の負担。桐生市民の負担のうちの３７億円が借金で、これに係る利子がおよそ５億円。

４車線にする必要はあるのかどうか、再考すべきだと思う・・・・が、桐生市議会議員諸侯の皆さんは、賛成なんでしょ？

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結局、いろいろ調べて、なんだかんだ言っても、談合、芝居の多数決でみ〜んな決まってる。当局、役人の言いなり、思う壷。役人は「給料、ボーナス、退職金は私たちの権利です」「仕事の成果です」ということで、もらうもんもらってご卒業。そして「私たちは優秀な公務員なので、天下りはあって当然です」と再雇用。そしてそして結局は「アトのことはしーらんぺ」って感じだものね。ギインなんて根性腐ったデタラメ野郎か、根性なしのハイハイさんだもんね・・・。空虚。祇園精舎の鐘の声が聞こえてきます。ご〜〜〜〜ん〜〜〜・・・

「９月議会には絶対に作るぞー！」「今日（９月８日）には、できあがるまでがんばるぞー！」「えいえいおー！」という事だったようで、「ま〜、最後くらいは聞いてやるか」と傍聴に行ったが・・・

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寺口委員長： 委員会を始めます。なお確認ですが、録音は禁止されていますので、ご協力をお願いします。できるだけ本日中に仕上げたいと思っていましたが、総務課のホウセイ（文書法制係）に相談している。が、素案（議員たちが作ったモノ）の方が良いと言うことで進めているが、ホウセイにまた見ていただく必要もあると思います。また区長会に説明に行って、この条例についてご理解をいただいてきました。さらにパブリックコメントもした方が良いという考えもあり、できるならば、定例会前のギウンで提出をして、他の議員たちにも知らしめたいと思っていたが、今回も無理っぽいので１２月議会上程を目指したいが、いかがか。

中田委員：結構です。

佐藤光好委員：結構です。

荒木委員：本当は９月議会で出したいが、委員長が言った課題を考えると仕方がないと思う。

森山委員：９月議会で提出したかったが、市民の意見を広く聞きたいので委員長に一任します。

関根委員：ホウセイも時間がかかるでしょうし、視察にもこれから行くことになっている。

福田委員：今日、前回の会議の中では、８日には終わるまでやるよと言っていたので覚悟してきたが、ゆっくり考えてもいいのかなと思う。

小滝委員：区長会にお話に行ったのは、広く意見を聞くと言うことで頼みに言った。そういう意味では、パブリックコメントまでは行かないかもしれないが、時間がかかって９月は無理だと思う。

周藤雅彦委員：早いほうが良いと思っているが、仕方ないと思う。

相沢委員：全力で当たってきたが、９月に出せないというのは非常に残念ですが、１２月に向けてまた全力でがんばっていきたい。

福島副委員長：文言チェックに時間がかかる。しっかりしたものを出したいので、いつまでも引っ張るわけにも行かないので、断腸の思いですが、これからもがんばっていきたい。

寺口委員長：副委員長と同じ思いです。ありがとうございました。

-----------------（以上、傍聴メモより）--------

なあんだ〜。やっぱり結局できないんじゃ〜ん！

こんなんじゃ、百年たってもできないよ。

ま、せいぜい、ガンバレ。

市民の方からメールが来たのでアップします。桐生タイムスに掲載されたようですが、一部削除されたとのこと。ここでは、全文をアップします。

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　31日、市議会9月定例議会初日の傍聴に出かけた。傍聴席両サイドに手すりが設置されたのは一歩前進だが、<b>議論の中身の粗雑さには驚きを通り越してあきれた。</b>

　この日の市当局から提案された議案の審議で中心だったのは、中通り大橋の4車線化である。質疑の全体像を整理すると次のようになる。

　3月に開通したが、今までの経費はトータル99億円（内訳は国費47億円、市一般会計19億円、借金33億円）、4車線化工事費は9億円、市負担は6割で大半は借金である。

（１）足利市は渡良瀬川架橋11橋のうち市道はたった1橋だけ、桐生市では7橋中市道は3橋もある。中通り大橋は100億円を超える大型工事にもかかわらず市道。新旧の国道50号を接続するだけだから。市の負担は県道なら2割、市道なら6割である。

（２）残り半橋の工事入札12社で実施。12社の入札額は3.6億円ですべて同じ価格。くじ引き抽選で一社に落札。最低入札価格も前回工事より約1割アップに設定。こんな競争入札は仕組みがどこか間違っている。

（３）「4車線化は交通量が増えたら検討する」という前提を無視して強行されようとしている。当局の答弁…調査結果一日の交通量9000台。事前の予測交通量は1万台。ただし、

調査は一日だけ。何時なのか何曜日かもわからず調査が拙速で杜撰である。

（４）結論　中通り大橋工事費総額108億円（市議の質問では125億円という数字もある）その内、市の負担65億円、市の借金は37億円も増えた。

　当欄でも市民の声として、4車線化はお金がかかるから再考してほしいという意見を何度も目にしている。人口も税収も大きく減少している。市民の声を無視して工事を強行する理由がまったくわからない。桐生市は財政が硬直化しているが、市当局の頭も判断力も柔軟性を失って硬直化しているとしか思えない。市議会は当局の暴走にブレーキをかけられるのか？