都会のジェントルマンさんが田中さんのおもしろいブログを教えてくださったので、ご紹介。
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田中良紹の『国会探検』「痴呆国家」
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2010/10/post_235.html やはりこの国は驚くべき未熟政治国家である。何故そうなるのか。私は国民が全く「政治教育」を施されていないからではないかと考える。子供の頃から教えられるのは、日本は民主主義で、三権分立であり、国会が国権の最高機関であるという建前の話だけである。現実の政治がどのように動いていて、建前と現実との間にどのような乖離があるかなど絶対に教えてもらえない。
建前しか教えられていないから、日本人は民主主義を「素晴らしい制度」だと思い込み、その上で「反権力であることが民主主義」だとか、「庶民感覚を大事にする事が民主主義」だとか、とんでもない嘘を吹き込まれている。国民が投票で選び出した政治権力は国民と一体の筈であり、諸外国の謀略に打ち勝たなければならない政治家に庶民感覚を求めても意味がない事を知ろうとはしない。
その庶民は、政治にとって最も大事な権力闘争を「汚れた行為」と捉え、物事を実現するために権力を集中させれば「反民主主義」と叫び、民主主義のかけらもない官主主義の国を民主主義国だと信じ込む。政治家を口を極めてののしるかと思えば、まるで芸能人を見るかのようにあがめ奉る。民主主義は衆愚政治と紙一重だが、この国では官主主義が国民を愚かにしている。
------------(以上、『国会探検』より一部抜粋)-------
そして、以下、都会のジェントルマンさんのコメント
「国会も地方議会も変りはないようです.
最近(10月6日)の記事のタイトルは「痴呆国家」.国が痴呆なら痴呆自治体も「痴呆自治体」「痴呆議会」なわけですね.
-------------(以上、コメントより一部抜粋)------------
建前を宗教のように信じる(=無知)、みんなと仲良くしてムレから外れたくない(=自立する勇気がない)、多少なりとも“官主主義”から恩恵を受けている、そして恩恵を受け続けるつもりでいる(=乞食根性)、一般の人より行政に関わっていることを自負しちょっとしたエリート気分に浸っている(=思い上がりの裸の王様)。こういう国民、市民が一番手に負えない
・・・ような気がします。