こんにちは。
まぐまぐの社長をしております、大川弘一と申します。
wikiのプロフィールはこちらを御覧ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B7%9D%E5%BC%98%E4%B8%80
1996年から創業者としてまぐまぐを運営し、今年で法人にしてから15年めになりました。
その間、子会社の日本最短上場記録の更新や、躁鬱病の元役員による必死な訴訟や、
風俗にハマったと主張する元役員の横領や、リーマン・ショックによる総額15億円の
VC総引き上げ等を経て、最近やっと夏休みのような日々を過ごしています。
ひところは己の身に降りかかる数々の災厄とその張本人を恨んだりもしましたが、
我々から5000万円以上を奪っていった全員が見事にハゲ散らかっているのを見るにつけ、
頭髪と強欲に限っては神様っているんじゃないか。と思わずにはいられません。
さて、
僕らが創業した当時はインターネットの商用利用が始まったばかりでしたので、
いわゆる大量生産と大量消費をする社会のサポートをする会社としてまぐまぐは
売上を上げていました。
それがここ最近、有料で文章を販売する、有料メルマガで十分な収益を上げられる方々が
けっこう増えてきました。
売上の上げ方として、前者を旧、後者を新とするならば、新旧の交代は早ければ2012年の年内
にも行われそうです。旧の方法は、電子メールを使っているとはいえ新聞やテレビと変わらない
バラマキの手法をとるものですから、少なからず望まない人にもメールが届いてしまいます。
テレビはそれを圧倒的に繰り返すことで、望まない情報さえも《あ、僕これ知ってる》と
親近感を持たせることに成功をしてきたメディアですが、震災を機に、自分の意志で正確な
情報を探そうという機運がとても高まり、意識の高い方から順番に、無料だからといってなんでも
取り入れる時代が終わり始めているように見受けられます。
そして、有料で誰かの役に立つことがこれだけ簡単になると、創業以来15年以上に渡って
《会社》を運営してきた僕にしてみれば、お金を借りたり、人手を確保したり、設備投資を
したり、広告をしたり、仕入れをしたり、空調をつけたり消したり、という会社として当たり
前のことが《本当にアホらしいこと》に思えるようになりました。
もちろん、いまやっていることを全て投げ出して旅に出たりはしませんが、いま現在長野の
刑務所に囚われている堀江貴文受刑囚同様、多くの雇用を創出するような事業はもう二度と
やる気がありません。
以前の僕らのように、なんでもやってみよう、どこまでもいってみよう、失敗なんて!成功
するまでやればいいんだ!みんないくぞー!という無神経さをエネルギーに転嫁できていた
者たちが、組織を大きくしたり維持したりすることに意義を感じなくなると、結果的にまじめな
だけが取り柄の人の仕事がどんどんなくなります。2012年はまさにそんな時代の入り口で、
食いぶちに困って開き直った京都のポンコツ組合からずいぶん古臭い恐喝を受けたりもしました。
それじゃあそんな世の中で、いまの中学生や高校生はどんな大人を目指せばいいのか。
マジメな奴はバカを見るのか?金さえ稼げばいいのか?学歴は?資格は?友だちは?家族は?
それらに対する僕からの提案として、この1,2年間バッラバラの場所で結構な量の文章を
書いてきたので、これから書く分もまとめてここに置いておくことにします。
いまのところ、
・僕のメルマガ《頻繁》と《濃厚》のうち、評判のよかったものやシリーズ物
・2000年ごろから書いているblogの少しまじめな文章
・堀江貴文、井戸実両氏のメルマガへ寄稿した文章
・井戸メルマガ内Q&Aシリーズ
などが置いてあります。
形式もテーマもそれぞれに異なりますが、本当は《かならず》根っこの部分でなんとなく
つながっているので、「あー」とか「なるほどねー」とか「そうきたかー」みたいな感じで
楽しんでいただければ本当に幸せです。中にはお話形式で登場人物が横断しているものも
あり、そういうのが好きな方にはたまらない作りになっていることとおもいますので、あれ
これ探してみてください。
我慢して過ごす10年も、穏やかに過ごす10年も、すべて同じ人生の一部。
学校や社会の雰囲気にノマれずに、自分の力をどんどんつけて、あらゆる世界で活躍をしてってください。
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