名古屋市議会「減税日本ナゴヤ」の河合優(まさる)市議(47)=同市緑区=の所有する車が同区内で当て逃げ事故を起こしたとされる事件で、河合市議が31日午前、愛知県警緑署に出頭した。緑署は自動車運転過失傷害と道路交通法違反(不申告)の疑いがあるとみて、任意で事情聴取を始めた。
緑署によると、河合容疑者は当て逃げについて、大筋で認めているという。緑署は今後、実況見分をしたうえで、書類送検する方針だ。
緑署によると、30日午後2時40分ごろ、名古屋市緑区黒沢台4丁目の国道302号で、信号待ちで止まっていた40代の女性の乗用車に、ドイツ製高級スポーツカー「ポルシェ」が接触。女性が車を降ると、ポルシェを運転していた男性は車に乗ったまま「当たってないだろう」と言い残し、走り去った。女性は腰にけがをしたという。
女性が記憶していた車種やナンバープレートの番号が河合市議の車と一致。緑署は30日に河合市議から事情を聴こうとしたが、所在がわからなかった。女性の車の後ろのバンパーに傷があり、ポルシェの前部にも接触の跡がないかを調べる。