全国高校小倉百人一首かるた大会:個人戦に777人 題材漫画人気で盛況−−大津・近江神宮 /滋賀
毎日新聞 2012年07月30日 地方版
「かるたの甲子園」と呼ばれる「第34回全国高校小倉百人一首かるた選手権大会」(全日本かるた協会など主催)が28、29両日、大津市神宮町の近江神宮「近江勧学館」で開かれ、高校生が熱戦を繰り広げた。競技かるたを題材にした末次由紀さんの漫画「ちはやふる」(講談社)の人気で、個人戦には777人(申し込み799人)、団体戦には38都府県予選(173校)を勝ち抜いた43校が参加。個人、団体とも過去最高数を記録する盛況ぶりだった。
大会は1979年、小倉百人一首の普及を目的に8校で始まった。団体戦には今年初めて、上海の日本人学校が参加。個人戦の参加申し込みは毎回100〜200人の増という。
競技は自分の持ち札25枚を先に取った方が勝つトーナメント方式。相手側の札を取れば自分側の札を1枚移動し、お手つきでは1枚相手側から札をもらう。選手は計50枚の位置を約15分で覚え、読み手が上の句を読み上げると同時に鮮やかな手つきで札をはじいた。