「オリンピックなんて早く終わってほしい!!」――。開会式(現地時間27日)前からこんな市民の嘆きが聞こえるほど、ロンドン市内には異常な緊張感が漂っている。
世界中からすりと置き引きと詐欺師と売春婦が集まるうえ、テロの可能性が高まるからには、ロンドンに厳重警備が必要なのは、当然の話だ。警察と軍隊だけでは不十分として政府は、1年前から世界有数の警備会社として知られる「G4S」に十分な人数の警備員を用意するよう依頼した。
ところが、開会式の2週間前、G4S社が「十分な人数を集められませんでした。今からじゃ、無理です」と政府に申し出たのだ。
政府は今月11日、急きょアフガニスタン駐留兵の約半数に当たる約3500人の兵士を呼び寄せた。さらに24日、1200人を緊急追加。英国のメディアは「実戦配備されていた部隊だけあって、すごい装備だ」と五輪を警備する軍隊の特集を組んだほど。
戦地から急に集められた4700人は会場周辺にテントを張り野営。会場の見張りは最新鋭偵察機ドローンが投入され、テムズ川には艦船が停泊し、地対空ミサイルが数か所に配備されるなど、五輪史上かつてない厳重警備となった。
だが、ロンドン市民からは「不安になる」「過剰な警備だ」「もう五輪なんて終わってほしい」などの声が噴出。こんな事態になるのをロンドン五輪組織委員会(LOCOG)は予測し「戦闘服はあまりに威圧感があるので、五輪競技の警備時にはトラックスーツを着用してくれ」と要請した。だが、追加軍人1200人のトップの陸軍将校は「我々が警備にあたるからには、万全を期す。警備上、戦闘服を着ていることで瞬時にお互いを認識できることが必要。トラックスーツは我々の制服ではない」と拒否したと、複数の地元紙が伝えた。
かくして、アフガンそのままの戦闘服を着た兵士が、ロンドンを警備する“戦場五輪”になってしまった。
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