僕がWEB屋に求めること
こんにちは。意識の高い(笑)クライアントの僕です。
最早恒例に近いたけさん(@take_it02)のブログ(お客さんは「敵」か、あるいは接客業としてのWeb屋)を見ての記事なんですが、WEB屋の働き方というかなんというか、クライアントとWEB屋に関するアレコレが話題になる度に思ってたことなどをいくつか。
クライアントってWEB屋に何を求めてるの?っていうところを、僕個人の考えとして書いておきます。
あくまでも「僕個人の考え」ですからね。毎回言ってるけど、これが正しいとか思わないでね。
最初に言っておく
僕はWEB屋の皆さんが言うところの「クライアント」の立場です。
より具体的に言えば、とある企業のWEB戦略全般の面倒を見る部門に所属しています。
同時に、僕らのチームは制作部隊でもあります。
ですので、日々の運営業務や、即応性を要求される案件、ちょっとコアで外に出せない案件などは、僕が自ら手を動かします。
WEBに限って言えば、そこらのWEB屋と同等の技術も知識も(※特に僕以外のメンバーは)持ち合わせているつもりです。僕ですか? 僕はクズです。
その辺の状況を踏まえて、僕が(あくまでも個人的に)WEB屋さんに求めることとしては、ぱっと思いつくだけでこんな感じです。
- 提案力
- 信頼性
- 即応性
- 価格
- 制作力
ちょっとそれぞれについて掘り下げて書きますね。
提案力について
最初に書いた通り、僕らはそこそこのWEBサイトならサクッと作れる人員を持っています。誤解を承知で言いますと、小手先の技術力や、素人さん向けの「それっぽさ」は求めてません。
最終目的はコンバージョン(問い合わせや見積もりのメールとか)である以上、そこに至る説得力を最重視します。更に理想を言うと、例えばWEBサイトのリニューアルを御社に任せたら、コンバージョンはどれだけ増えるの?という疑問を一発で解消するような説得力です。(もちろん、これが鬼のようなオーダーであることは理解してますけどね)
WEB屋さんはWEBサイトを作ればお金がもらえますが、僕らはそのWEBサイトを利用してお金をもらうわけで、WEB屋さんが我々に「予算はいかほど?」と聞くのと同じように、僕らは「成果はいかほど?」と聞きたいわけですよ。むしろ、成果が出そうならその分予算出しますし、成果が出そうになければ予算は出ません。
で、それらを踏まえた上でどんな提案をしてくるのか、というところに僕は一番期待してます。
先に書いた通り、僕らは社内に制作チームを持ってますので、王道と言われるような大抵の施策は既にやってます。SEOとかね。
ですので、僕の思いつかないような第三者の視点というか、アイデアというか、そういうのがあるとトキメキます。ただ言われた通りの物を作る制作屋さんはいりません。だったら社内でやります。
信頼性について
僕は割と制作会社の評判とか気にします。営業を受けたらその場で社名でググりますし、名刺もらったら名前でググります。だって、もし僕みたいなちゃらんぽらんな頭の担当者に捕まって、ついったーで「クソクライアントなーうwwwwww」とか言われたら嫌ですもん。
だから「ヤバいクライアントを見抜くチェックリスト」でしたっけ? あそこに名前連ねてる人々や会社には絶対案件振りません。ワールドワイドに陰口とか叩かれたくないです。死にます。
あと、プレゼンに来る営業さんとかディレクターの方とかも何気にちゃんと見てます。妙に緊張してボソボソ喋るような人が来ると「うわー」ってなります。
得てしてそういう人ってPCに向かうと途端に超絶優秀だったりもするんですけどね。
即応性について
最低限、納期守ってください。メール投げたらレスください。あくまでも最低限です。
案件を外注するってことは、社内のリソースじゃ対応しきれないってことなわけですが、偉い人は当たり前のように社内の制作チーム(僕のことですが)と同じレベルのスピード感を期待します。偉い人には逆らえないジャパニーズサラリマンであるところの僕にはどうしようもありません。せいぜい頑張ってください。あ、でもクオリティは落とさないでね☆
真面目な話、そりゃあ僕だって無理なスケジュールは組みたくないです。
僕から仕事を投げる以上、余裕を持ってこなして頂いて、そんで良い物が上がってくるのが理想です。でも会社的にはそいつは許されないわけで、安くて早くて美味ければそれがベストなんです。ぶっちゃけどこでもそうだと思います。
最終的にはその速度感について来れなくなったWEB屋がどんどん淘汰されていき、最強のWEB屋が生き残るサバイバリーな世界になりそうですが、WEB屋なんて星の数ほどありますからね。存外何とでもなります。
あなたが死んでもかわりはいるもの。
価格について
さっきも書きましたが、うちの場合、予算は成果に比例します。
安いに越したことはないんですけど、安すぎても逆に怖いですよね。
まぁ、そうは言っても予算を出すのは僕じゃないので、最終的には安ければ安いほど良いです。
ええ、上には逆らえないサラリマンです故。
制作力について
最低限、社内の制作チームより良い物を作ってもらわないと話になりません。
デザインはともかく、コードや設計の部分はモロにそこんとこが透けて見えるので楽しいです。
最終的には
僕個人としては、上記5つを気にして外注業者を選んでいます。
ですが、ぶっちゃけ会社が見ているのは「いくらかかるのか」と「いくら儲かるのか」の2つだけです。
極論を言えば、悪名高い楽天メソッド的なクソサイト(とあえて言う)でも、それで儲かるなら正義になり得ます。
実際、楽天はアレで儲かってるって実績があるからこそ廃れないわけで。
「流行りのデザインを取り入れることでブランディングになりますよ」とか言われても「はあ?死ね」ってなもんですよ。
すみません言い過ぎました。死にます。
色々あるけどそんな感じです。
あ、これで僕も「ヤバイクライアント」の仲間入りですかね?うへへ。
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