『この山にはゴミはありません。あるとしたらあなたのゴミです』
それをもし、ナンパに例えるなら・・・
皆さま、明けましておめでとうございます。
1月1日は、朝一でおやじと10kmのマラソンをしました。
以前、新宿歌舞伎町にある美容院の店長がこんなことを言ってました。
「元旦にしたことが、その年のその人の行動を決めてしまうらしいですよ」と・・・
つまり、食べて飲んでだらだら過ごしたら、その年1年は、優柔不断な年になる。
朝早く起きて、規則正しく生活したら、その年1年は、けじめのある年になる。
ということです。
今年の自分の目標は「チャレンジ」です。
ですから元旦に何かチャレンジしようと思いマラソンをしました。
おやじのマラソンコースは尋常じゃないくらいキツいです。
なぜなら、クロスカントリーのようにアップダウンのある山を走るからです。
そんなキツいコースをおやじはサクサクと走ってしまうのです。
マラソンする時に決めたことがあります。
それは、絶対に言い訳しない、ということです。
おやじと一緒に走ったら、追いつかないのはわかっています。
その時に、絶対に言い訳しないと決めたのです。
例えば、
「山道はやっぱりキツイな~」とか
「ちょっと休もうよ」とか
「明日筋肉痛になっちゃうよ」などなど・・・
普段なら絶対に簡単に口に出してしまう弱音を吐かないようにしたのです。
その代わり、「見晴らしいいいな」とか「空気がきれいだな」と言うようにしました。
そのように言い訳をせず、素直な気持ちで走っていたら不思議なことが起きたのです。
それは、「見えないものが見えた」ということです。
どういう事かというと、もし言い訳しながら、そして「キツイ」と愚痴を言いながら、イヤイヤ走っていたら、
普段見えないものが見えた、感じられないことを感じられたということです。
それは、例えば、「普段聞いたことのない神秘的な鳥の鳴き声」だったり「渡り鳥の群れの美しさ」などなど。
その他にも、山のてっぺんから見たスカイツリーに感動したり、
山で年明けを過ごしたおじさん2人から人生についての魅力的な話が聞けたり。
何が言いたいのかというと、
何か行動を起こせば、新しい自分に生まれ変わることができる
ということです。
ナンパをするときもそうです。
結局は、ナンパは街に出て声をかけてなんぼなのです。
女の子がどんな反応をしてこようが、
言い訳をせずに素直に受け止め、
自分の言動を変えることができるかどうかがその人の器を決めるのです。
よく聞く言い訳で次のようなものがあります。
「今日は街の流れが悪く可愛い子がいない」
「今日は女の子の反応が悪い」
「ここで声をかけるとうまくいかない」
こんなことを言ってもいナンパがうまくなるはずがありません。
こんなちっちゃな事をいう男のどこに惹かれる女の子がいるでしょうか?
そして、極めつけは、山の頂上にあった立て札に書かれていたことです。
こんなことが書かれていました。
『この山にはゴミはありません。あるとしたらあなたのゴミです』
これは真理をついていると思いました。
これを読んだ時に、雷に打たれたようにビビっときました。
もしナンパに置き換えるなら、
『この街のどこかにあなたの運命となる人がいないはずがありません。
いないとしたら単にあなたがそう思っているだけなのです』
となるでしょう。
そうです!あなたの運命の人は必ずこの世のどこかに存在しているのです。
それは、もしかしたらすでに出逢っている人かもしれないし、これから出逢う人かもしれません。
しかし、いずれにせよ、あなたが「声をかける」という行動を起こさない限り、決して運命が切り開かれることはないのです。
たった1時間近くのマラソンでしたが、様々なことを考えさせられる1時間でした。
人生の中で1時間なんて、ほんの僅かな時間かもしれませんが、
新しいことにチャレンジした1時間というのは、何にも代えがたい大きな大きな財産になるということです。
そんな経験をさせてくれたおやじに感謝します。
・・・そういえば、マラソンの最後の方でやけに臭い場所があって、実は言い訳をしてしまったのでした。
「この辺、うんこくせっ!もうイヤだ!」と。
今年もあなたにとって素晴らしい年になりますように。
ガンバ