1894年に朝鮮半島で起きた甲午農民戦争(東学党の乱)と愛媛との関わりをテーマにしたフォーラム「日清戦争期の朝鮮・東学農民革命と愛媛」が30日、松山市文京町の愛媛大教育学部であり、日韓の市民や研究者ら約45人が発表や交流を通じて理解を深めた。
日本コリア協会・愛媛(松山市)と同大東北アジアの平和研究会が、両国の歴史研究者らを招いて開いた。
甲午農民戦争は、朝鮮王朝の支配や朝鮮半島への侵略を進める日本軍に農民らが抵抗して始まり、愛媛など四国出身者で編成した後備歩兵第19大隊などが派遣された。
北海道大の井上勝生名誉教授が、第19大隊の足取りや戦いの内容を当時の資料や新聞を使って説明した後、円光大(韓国)の朴孟洙教授が「すべての生命を大切にする社会に向けて」と題して発表した。