EMグループの活動事例

2012年06月06日(水)

【茨城県】
自立したNPOがつくり出す地域交流の場

カテゴリ : 資源循環

NPO法人緑の会会員の方々

特定非営利活動法人NPO緑の会は、「1000年後も2000年後も緑豊かな美しい地球であってほしい!」をスローガンとし、地球環境を守るための様々な活動を展開しています。

約1,700世帯の家庭生ごみを堆肥化

EMによる生ごみ堆肥化事業は平成6年から開始。シルバー人材センター、市立知的障がい者施設「つつじ園」、NPO緑の会の三者と取手市の協力体制で取り組まれています。

会員の献身的なボランティアにより、各種財団の助成金を受けながら240世帯に拡大。そして、平成13年度からは5年間のモデル事業として取手市からの委託事業となり、平成18年度からは正式な取手市の事業として、現在は広域の常総環境センターから委託を受け、約1,700世帯の家庭生ごみの堆肥化事業を行っています。

生ごみ処理施設

自立したNPOを目指しながら地域との交流も生まれる

EM処理される生ごみ

注目すべきは、経済的かつ効率的で無駄のないシステム。EMを利用して、好気と嫌気の発酵を組み合わせ、生ごみの減量と同時に、有機資源の再利用を実現。好気発酵をさせる際にも切り返しを必要としないため、経済的です。堆肥化工場内には、EMをミストシャワーできる設備を設け、場内の臭気抑制と衛生管理にもEMが活躍しています。

「市のモデル事業になるまでには7年かかりました。それまでは、会員たちのボランティアで活動していました。様々な団体から助成金をいただきましたが、まず実績が大切で、実績を重ねた結果を評価していただいて、その途中経過で何かがうまれてくるんです。活動、組織をステップアップするために助成金をいただくのですが、本来助成金はカンフル剤の様なもので、NPOは経済的にも自立するべきと思っています」と話すのは、理事長の恒川敏江さん。

定例のEM団子づくり

地域の方々とのつながりも、活動の実績を積み上げる中で生まれてきたもののひとつ。毎月2回行われている定例のEM団子づくりは地域の交流の場となっていて、楽しく様々な情報交換がされています。


【関連リンク】
▼「健康生活宣言」14号:全国で実施!! EMで生ごみリサイクル

▼その他の資源循環事例を見る

【外部リンク】
▼NPO法人緑の会



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