石巻市井内地区での塩害実証水田でも見事な実り
宮城県石巻市は海岸部に近い県内有数の穀倉地帯です。3月11日の東日本大震災では津波の影響で、広範囲にわたり、水田が海水に浸かるなどの被害が発生しました。
石巻市井内地区の農家から、EMでの除塩を希望しているが、どうしたらいいのかという問い合わせがあり、塩害対策実証ほ場として、EM活性液を供給することになりました。
宮城県栗原市でEM活性液の培養をし、東日本大震災では、被災各地からの要請に無償で応じている平野勝洋さんが600リットルの活性液を運び込み、5月24日の代かき前にEM活性液を流し入れ、田植えを実施。NPO地球環境保全ネットワーク代表の平野さん(写真左下)は、その他に、石巻市、仙台市の計4軒の農家に約6トンのEM活性液を供給しています。
JAいしのまきでは、石巻市蛇田地区と鹿又地区の2軒の農家の水田を実証ほ場として、5月13日にはJAいしのまき立ち合いのもと、EM活性液とEM3を投入。
JAいしのまきでは、今回の実証ほ場でのEM投入試験を「塩分濃度を下げるだけでなく、EMを入れて稲作をする場合の労力・コスト・効果の面からもEMは魅力的であり、今回試してみる価値が大いにある」としています。実際、今秋の実りは目を見張るできで、EMの効果は素晴しいものがあります。
【関連事例】
・EMグループの活動事例:▼災害支援一覧
・DND比嘉教授連載
▼「第47回 宮城県におけるEMによる除塩対策の成果」