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2012年7月30日(月) 19:43 |
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ブランド化、高級あずき「紅娘」
岡山県北部で生産されてきた小豆を、真庭市の会社が、高級和菓子用の新しいブランドにして販売に乗り出しました。 その小豆は京都産の最高級品にもひけをとらないと評価されています。
畑に蒔かれるのは小豆の種です。 岡山県吉備中央町の畑で、今月、丹波大納言という小豆の種まきが行われました。 岡山県北の備中地区は、水はけのよい石灰岩質の土壌と寒暖の差が、うま味のある小豆を育むといわれています。 備中地区で栽培された丹波大納言は、これまで備中大納言という名前で販売されてきましたが、米や雑穀の仕入れ販売を行っている真庭市の「四方一商店」が2年前に、新しいブランドを立ち上げました。 その名も「紅娘」です。 「紅娘」のブランドは、これまで備中大納言の名前で出荷してきたものの中から、粒が大きく品質のよいものをさらに厳選したものに与えられます。 岡山市北区の和菓子店「宮雀」では最高級とされている京都産の丹波大納言を使っていた菓子の小豆を去年「紅娘」に切り替えました。 「紅娘」の卸価格は、京都産の丹波大納言よりも安いものの北海道産の小豆に比べると2倍以上の価格で取引されているということです。 小豆は高齢者にも栽培しやすい作物で、耕作放棄地などに付加価値の高い小豆が栽培できれば、農家の収入増につながり後継者も期待できます。 一粒は小さな「紅娘」ですが生産と消費の拡大へ取り組むことで高齢者が元気に働き耕作放棄地が解消する大きな期待がかかっています。
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