マカオ女性殺害 日本人の犯行か

7月30日 22時48分

今月１９日、マカオのマンションで、日本人女性が死亡しているのが見つかった事件で、現地の警察は、今月上旬、女性の部屋に滞在していて、その後日本に帰国した男が、女性を殺害した疑いが強まったとして、日本の捜査当局に男の身柄を確保するよう求めました。

この事件は、今月１９日、マカオで、「呉」という姓の、日本国籍を取得した中国系の女性（当時３１）がマンションの１６階の自宅で死亡しているのが見つかったものです。
マカオの警察は、女性の腹部に刃物で切りつけられたような傷があったことから、殺人事件として捜査した結果、今月上旬女性の部屋に滞在していた日本人の男が女性を殺害した疑いが強まったと、３０日に発表しました。
発表によりますと、男は今月５日に、殺害された女性と一緒に日本からマカオに来て現場の部屋に滞在し、女性を殺害したあと、７日にマカオ空港から日本に帰国したとみられるということです。
マカオの警察は、日本の捜査当局に関係する資料などを送って男の身柄を確保するよう求めたということで、今後、緊密に連携しながら捜査を進めたいとしています。