杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

黄昏かなし

2012年03月04日 | 日記
私は今、哀れな黄昏の人を眼にしている。

ある仕事の依頼を受けて許可を貰った
ばかりである。

先年、長年連れ添った糟糠の妻を亡くし、
更に今回、また長患いの母親を亡くした。

もう少しで百歳に手の届くところまで来て
いたが、寿命が尽きられたようである。

私に頼まれた案件は、
交通事故で、命に係わる問題でもあり、
現に得意先の商店の車両があわや危機一髪、

私も先日お訪ねした折、進入口で車が立ち
往生したばかりである。

表の往来は、大型車両を始め高速の車が
行き来していて危険この上ない。

本人が市役所へ相談に出向いたが、
「Uさん、だめだと言われたんよ !
どうにかなりませんか ?」

困った末、私へ依頼された次第である。

早速、調査・相談と市と県双方に出向いて
打ち合わせした結果、方法が見つかって
許可にこぎつけた次第である。

ところが、
肝心の本人の様子が変に為って来た。
日頃は穏やかで人格者といわれる人である。

私と相対する時の言動に変化が起きた !
言葉が険になって怒りっぽく為って来た、
(これは、困ったことになったな ?)

工事の業者を世話してくれと言うので、
早速手配したが、
(安くしてくれ ! 高い安いと言い出した ?)

業者に迷惑かける確率が高くなったので、
もうこの辺りで、ご遠慮しょうと考えている。

尚、手続き費用の残金はいただけそうにない、
ご老人の様子を考えたら、仕方ないだろう。

母上の葬儀告別式は事情で参列出来なかった
ので、翌日お悔みにお伺いした。

お人好しで実直なお方である、
その人が、いつか行く道に足を踏み入れた、
老境に向かう侘しい人間の姿、人格まで
変えてしまう。

長い付き合いゆえ、其の姿に戸惑いを覚える。

眼も不自由になられて、日常の生活にも
支障をきたすようになって来た ?
年を取って、からだの不自由と認知への道は、

御いたわしい。

雨戸に、ベランダに、強風が吹きつけている、
雨戸の金属音は、まるで身内に先立たれた独居
老人の悲哀を伝えるようで、切なく悲しい。

しばれる冬の残り冷を振り払うかのように ?
風が、自然が、雄叫びをあげている。

いつか行く道、ひとり向かう道

ご同伴叶わぬ、一人旅、

黄泉に向かいし、妻と母、

待ってくれよと、足踏み入れる、

ひとり身の男世帯に、笑みはなし。

家族・親戚・友人・知人、大事にしましょう。・・・。。。

                            合掌




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