大水槽非常事態
昨日より潮目の海の大水槽に注水を始めて、本日、朝、満水になりました。
溜まった様子を見に行くと、なにやらスタッフが忙しそうです。
どうやら、三角トンネルの床から海水が漏れているようです。
見ていると、徐々に漏れる量も増えている様子です。
飼育スタッフも心配そうに見守っています。
漏水箇所はここでした。
三角トンネルの頂点部分のパッキンが破損していました。
ここから漏水して、三角トンネルのガラスを伝って、床まで海水が流れたようです。
場所が分かればこっちのものです。
急いで、ダイバーが潜り、応急処置にかかります。
ちなみに、潜っているのは飼育スタッフの中で一番偉い人。
まだ、塗り替えたばかりの大水槽の壁面塗料のアク(毒素)が残っているため、自分で潜ったようです。
あんまり無理すると、頭、禿げますよ!
水中ボンドと呼ばれる水の中でも固まるボンドを漏水箇所に貼り付けていきます。
結果、無事、漏水は止まりました。
一時は、7月15日を目指しているアクアマリンの再開日が大幅にずれ込むのも覚悟しましたが、何とか大丈夫そうです。
このような事が、これからもまだまだ起こりうるので、はっきりと再開日を7月15日といえなかったりします。
そして、本日はとてもVIPなお客様がアクアマリンにやって来る予定でしたので、この漏水事件は実はドッキドキでした。
本日は、震災の被害状況の視察のため、秋篠宮殿下、紀子妃殿下がアクアマリンにお見えになられていました。
秋篠宮殿下は日本動物園水族館協会の総裁であらせられるため、アクアマリンにはこれで3度目の
ご訪問となります。
秋篠宮殿下はナマズの研究でも有名ですが、今回は震災を生き残ったジャンボ獅子頭にご興味を向けられていました。
なんでも、ご自宅で飼育されているとのことで、ちょっとびっくりしてしまいした。
もっと、びっくりしたのはこのブログを見て頂いていたようで、大変、恐縮してしまいます。
秋篠宮殿下がお越しになるまえに漏水の修理が完了して、皆一様にホットしていました。
信号機もまだ故障しているアクアマリンに、わざわざ、ご訪問頂きましてありがとうございました。
何とか、7月15日までには、この信号機が直ればよかったのですが、どうやら間に合わなそうです。
何で、こんなに時間がかかるか理解できませんが、できるだけ早く修理頂きたいものです。
お客様の安全にも係わりますので、関係機関の方々、よろしくお願いします。 |