体操男子団体総合で銀メダルを獲得した(左から)加藤凌平、田中和仁、山室光史、田中佑典、内村航平=ノースグリニッジ・アリーナ(共同)【拡大】
ロンドン五輪第4日(30日)体操男子団体総合決勝。日本は一旦は4位と発表されたが、抗議が通り銀メダルを獲得した。金メダルは中国。銅メダルはイギリス。
内村航平は「最初ボクの演技が終わった後に、電光掲示板に4位と表示されて。正直、何も言葉も出なかったですし、今まで何をやってきたんだろうなという気持ちがこみ上げてきた。結果はボクのあん馬が難度が取れて2位になったんですけど、正直4位でも2位でもあまり変わらなかったかなと思います。メダルは取れましたけど。後味の悪いチーム戦だったと思います」と複雑な表情。
最後のあん馬で着地が乱れたのは「イギリスチームと(演技時間が)かぶっていたので、最後の選手が終わった歓声が少し気になってしまったというか。地元の波に少し飲まれた気がします」と苦笑い。
「4年前と全く同じでしたね。4年前も銀メダルを見つめて、中国の金メダルをうらやましそうに見ていたのを思い出しました。すぐ気持ちは切り替わると思うので、個人総合、種目別といい形でつなげていきたいと思います」と個人戦での金メダル獲得を誓った。