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東電福島第1作業員アンケート 食事も環境も「不満」6割超

 東京電力は30日、福島第1原発で働く協力企業の作業員らを対象に行ったアンケート結果を公表した。事故から1年4カ月余りたっても、食事や現場環境の改善を求める声が多く、東電社員に対する抗議もあった。
 アンケート結果によると、最も不満の割合が高いのは食事で、「良くない」「あまり良くない」との回答が69%に上った。現場環境についても62%が不満を示した。
 具体的には、食事について「内部被ばくが不安なので改善してほしい」「弁当のボリュームが少ない」などがあった。現場環境では「放射線量・汚染を下げてほしい」「現場に線量表示計を設置してほしい」といった声も寄せられた。また、通勤バスについて「東電社員のみきれいなバスに乗ったり、免震棟から乗り降りできるのは不公平」との指摘があったほか、「態度の悪い社員がいるので改善してほしい」との意見もあった。
 アンケートは5月17〜31日、東電社員を除く現場作業員を対象に実施。無記名で1913人が回答した。


2012年07月31日火曜日


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