福島のニュース
海の警戒区域縮小 浪江など4町沿岸5キロに 政府方針
政府の原子力災害対策本部は30日、東京電力福島第1原発の半径20キロ圏の海域に設定されている警戒区域について、福島県浪江、双葉、大熊、富岡の4町の沿岸から沖合5キロの範囲に縮小する方針を明らかにした。同日の原子力安全委員会に説明、安全委は了承した。 周辺を航行する船舶が警戒区域を迂回(うかい)する必要があり不便だったためで、海域滞在中の被ばく線量も十分低いことなどから解除に踏み切る。 また、ほぼ全域が警戒区域の同県楢葉町について、避難指示解除準備区域に再編する方針も提示し、了承された。同町の沖合に設定していた警戒区域も解除する。 いずれも8月10日に解除、再編する方針で、31日に正式決定する。 海域の警戒区域は事故後、福島第1原発を中心に半径20キロに設定されていた。4月16日に南相馬市の警戒区域が解除された際、同市の沖合の警戒区域も解除されていた。
2012年07月31日火曜日
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