五所川原市:ねぷた山車から「原発マネー財団」看板撤去

毎日新聞 2012年07月31日 02時31分(最終更新 07月31日 02時54分)

財団の看板が取り付けられていた立佞武多(左)。右では立佞武多から財団の看板が外され「青森県五所川原市」に=いずれも青森県五所川原市の立佞武多の館で
財団の看板が取り付けられていた立佞武多(左)。右では立佞武多から財団の看板が外され「青森県五所川原市」に=いずれも青森県五所川原市の立佞武多の館で

 青森県の財団法人「むつ小川原地域・産業振興財団」が電気事業連合会や日本原燃から多額の寄付を受けている問題で、財団が寄付金を原資に助成する同県五所川原市の伝統行事「立佞武多(たちねぷた)」の山車から、財団の名を記した看板が撤去されたことが30日分かった。東京電力福島第1原発事故を受け「原発マネー」で祭りをすることに批判が多数寄せられ、イメージダウンを恐れた市が取り外した。

 市によると、観光施設で展示中の山車を見た観光客から「原発マネーをこんなところに使っているのか」との批判が多く寄せられた。このため財団と協議し今月5、6日に財団名などの入った看板を撤去。代わりに急きょ「青森県五所川原市」の看板を掲げた。

 立佞武多は毎年8月4〜8日にあり、高さ23メートルの巨大な山車3台が市内を練り歩く。市は祭りの運営費や山車製作費として06〜11年度、財団の「原子燃料サイクル事業推進特別対策事業」の助成金計1億5664万円を受領。見返りに、財団名と助成事業名を書いた看板を掲げてきた。

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