2010年11月07日

ゴミの資源化日本一・志布志市(2)

志布志では生ゴミは週に3回回収される。生ゴミはしっかりふたのできるポリバケツに各家庭から集められ、朝回収車が回る。そしてそのバケツが汚れている場合は、おかくずでふき取っていくので、いつも清潔。万が一ポリバケツが汚れている場合はバケツ自体も回収され、ゴミを機械に投入した後ポリバケツをきれいに洗浄している。

ゴミ処理場では、庭や山、街路で伐採された木材原料を大きな機械で粉々にする。
<img src="http://sky.geocities.jp/yukiniwayama/gomi1.jpg">
これはゴミではない。堆肥を作る「原料」である。

これと生ゴミを粉々にしたものに、乳酸菌液(糖蜜、塩、水、ヨモギの汁を混ぜた液体)とよばれるものを噴霧しながら混ぜ合わせる。
<img src="http://sky.geocities.jp/yukiniwayama/gomi2.jpg">
確かにあまり臭わない。ヨモギの汁の効果か?

こうすることでにおい消しになるという。これを2〜3ヶ月熟成させると『循ちゃん』とよばれる堆肥ができる(ちなみに、隣の大崎町では『環ちゃん』という堆肥を作っているらしい。「ヤンボー、マーボー」みたいでかわいい)。年間420トンの堆肥が出来、5キロ100円で販売し、市民から好評で完売している。売れない怪しい堆肥を“こっそり”配布してるどこかの市とは全く違う・・・。

*ちなみに、地域には“こっそり堂”というのがある。いわゆるアダルトものを販売しているらしい小屋。最近、“こっそり”という言葉が妙に卑猥に聞こえます。
posted by 由紀 at 23:27| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゴミの資源化日本一・志布志市(3)

ゴミは市民によって28品目に分別される。納豆のパックの中の薄いビニールまできれいに洗って分別する。おかげで志布志市民の年間にかかるゴミ処理量は一人当たり6000円だという。全国平均が一人当たり15000円というのだから、その半分以下。すごい!

ペットボトルももちろんきれいに洗う。だから資源としてAランク付けされ、業者に高く買ってもらえるとのこと。しかも、日本リサイクル協会から1600万円のゴミ再商品化拠出金ももらえるほど資源化している。
<img src="http://sky.geocities.jp/yukiniwayama/gomi3.jpg">
寒天のようにみえますが、ペットボトル資源です

桐生のゴミ処理場を見たときには、ペットボトルや空き缶は、圧縮してボックス状にされるのだが、そこから色の付いた液体が流れ出ていたり、ひどいものは煙草の灰皿代わりにされたものまであり、折角きれいに洗って出したものと混在していた。はっきり言って、その状況を見たときは、「あー。なんで私洗ってるんだろー」と本気でがっかりした。

そしてなにより驚いたのは、ゴミの回収と資源化に携わる方々が若い人が多く、しかも熱意があり「自信とかプライドを持って仕事してますっ!」って感じなのだ(本当はそうあるべきなんだろうけど)。シルバー人材センターから働きに来ている方も、職人技のごとくさらに細かく金属を分別する。内緒の話だが、人件費は高くはない。しかし、なにより熱心なのだ。説明を聞いていても非常に気持ちがいい。
posted by 由紀 at 23:26| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゴミの資源化日本一・志布志市(4)

帰りの車の中で職員さんは更に言った。「埋め立て場を作れば20〜30億かかる。焼却場を作れば100億近くかかり、年間維持費も3億以上かかるでしょう。でも、そういうことにお金をかけないで、押さえられたお金やご褒美でいただけた拠出金を市民サービスで還元するんですよ。使わなくていいところのお金はかけない工夫と努力をする。その分ういたお金は市民に還元する。私たちはね、ゴミゼロを目指してるんですよ。」こういう熱心な職員さんや業者さんがいるのだから、近いうち、本当にゴミゼロのまちに、志布志はなるかもしれない。

「でも、こんなに細かくキチンと分別できる市民ってスゴイですね。」と言うと、「やはりね、ここまで出来ない人もいますよ。だからね、「ゴミ出し困難者対策要綱」とか作ったりしてるし、職員で「ごみ分別おたすけ隊」を編成したりしてるんですよ」とのこと。熱心できめ細かく、しかもどこか楽しみながらお仕事をしている感じが好感度Aです。

「志布志に来たらね〜、アレ飲んだかい?黒若潮。え?まだ飲んでない?あれ飲まなくちゃだめだよぉ〜」と職員さんに勧められたので、飲んでみました。香り高い芋焼酎でおいしいです。
posted by 由紀 at 23:26| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「決議」なんて屁でもない

桐生市では今、「議会便り」が配布されている。それには9月議会での私に対する『嫌がらせ決議』=「庭山由紀議員の暴挙を批判し、桐生市議会における健全な議会運営を回復させる決議」が載っている。それを見た友人、知人から「庭山さんを知らない人がこれ見たら、また【庭山=ワルイヤツ】と誤解される」などと心配の声を寄せてくれた。

実は、私自身はあまり、気にはならない。なぜなら議会は八百長で多数決で多数派議員の思うように何でも決められる現実のひとつとして表れただけだから。はっきり言って、こんなことしかできないの〜?別のモノだしてみぃ〜という感じだ。「決議」なんて屁でもない。

などとだけ書いておくとブログの品位が落ちるので、諸野脇先生がツイッターでつぶやいてくれた事を載せておこう。

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この決議は典型的なプロパガンダである。この決議の特徴は抽象的であることである。例えば、にわやま由紀議員が「独善的な発言を続けた」と書いてある。しかし「独善的な発言」の内容は書かない。にわやま議員は、議員が「卑わいダンスした」「政務調査費でアンプを買った」などの問題を追及したのだ。
これは情報を隠してデマを流したのである。具体的な内容を書かないことで、にわやま由紀議員を「わるいやつ」に見せかけたのである。逆に言えば、具体的に書くとにわやま議員を「わるいやつ」に見せかけることが出来ないのである。その自信があれば、にわやま議員の発言を引用して批判するはずである。
------------(諸野脇先生のツイッターより)----------

どうだ!品位がたかーくなったろう!まいったか!

*今日の標語 <b>バカ議会 気付いて下さい あなたたち</b>
posted by 由紀 at 00:28| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月05日

曽於市の弥五郎どんまつり(1)

ニューヨークに自由の女神があるように、高崎市では観音様がまちを見下ろしている。そして曽於市では「弥五郎(やごろう)どん」が丘の上にそそり立っている。
<img src="http://sky.geocities.jp/yukiniwayama/yago-1.jpg">
丘の上にででんとそそり立つ弥五郎どん

「やごろうどん」とは伝説の巨人である。どういう巨人かというと、720年に大和朝廷に反抗した隼人の首領だとか、300年生きたとか、いろいろ伝説がある人で、今ではこの地域の守護神となっている。

毎年11月3日は、その弥五郎どんのお祭りがあると聞き、娘と二人で行ってきた。

鹿児島県の三大祭のひとつということで、人だかりがすごかった。屋台もいっぱい出ていた。鹿児島らしいなぁと思ったのは、「薩摩芋のポテトフライ」。ポテトフライの3倍の太さを誇る(ようにみえる)。宮崎が近いので東国原知事が大いに宣伝をしている「肉巻きおにぎり」もあった。また「はしまき」という割り箸に薄く焼いたお好み焼きみたいなのを巻いているものがあった。珍しいのは「ひよこつり」なるもの。小学校時代の屋台で見た以来だが、ピンクや紫、黄緑、青などカラフルに染められた「ひよこ」がボックスにいっぱい入っている。そのボックスに餌を付けた釣り竿をたらしてひよこを釣るのである。うまくひよこが釣れた場合はちゃんと手でキャッチしないとダメ。釣れなくてももれなく1羽いただける。娘も非常に欲しがったが、宿に連れて行くわけには行かないので諦めさせた(私も小さいときはひよこが大好きでよく買ってもらったものだが、すぐ死んでしまった)。さすがと思ったのは、やはり小さな子どもがひよこを欲しがっていたが、そのお父さんの言葉。「ひよこなんか、じいちゃんに言えばいくらでもくれるよ」。この地域は日本でも有数の牛や豚、鶏の生産地なのだ。きっとじいちゃん家も、養鶏家なのだろう。
posted by 由紀 at 08:30| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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