2010年12月11日

記者会見報告(1)豪快な情報隠蔽議会への抗議文

昨日の記者会見について報告します。

*  *  *  *

会見会場に向かう途中、市長秘書室から電話。昨日アポを取っておいた副市長さんが「所用で都合が悪くなった」とのこと。弁護士と抗議文を渡しに行こうと思っていたので、残念。・・・やはり危険を察知する予知能力があるのだろうか?

さて、11時10分に記者会見を始める。記者に抗議文のコピーを配布。

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庭山:桐生市議会は,2010年12月8日,本年12月15日に予定されていた私の一般質問をさせないと、同市議会運営委員会において決定しました。これは、先の9月議会で政務調査費の正当とはいえない使途を私に追及され、さらに12月議会でも追及されることを恐れた多数の議員らによる自己保身目的の恣意的な決定です。自由な言論を封殺する目的が明らかであり、明白に違法で不合理なものです。
 桐生市議会は、私が9月議会で政務調査費の不正請求したところ、その不正が市民に伝わることを恐れケーブルテレビの放送を中止しました。そして今回、「庭山は議会を混乱させるオソレがある」ということで私に一般質問をさせないということを決めました。彼らの言う「混乱」とはまさに政務調査費の不正請求についての追求です。全く豪快な情報隠蔽だと思います。よって、断固抗議します。会見終了後、抗議文を市長、議長、議会、議会運営委員に渡します。

上毛新聞記者:憲法の部分というのは「表現の自由」の部分か?
吉野弁護士:そうですね。
記者:庭山議員の一般質問が実現しなかった場合、必要な法的措置の検討をするというのは訴訟を起こすと言うことか?
庭山:そういうことも含めて検討したいと言うことです。
吉野弁護士:質問させていただければなんら問題はないのですが。積極的な対応を求めたい。
posted by 由紀 at 09:32| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

記者会見報告(2)「アブナイのは全部刑務所へ」的発想

上毛新聞記者:9月議会の決議は政務調査費のことが問題になったのではなく、質問内容以外の部分が問題になったのではないか?
庭山:まず、決議文には「地方自治法にふれるおそれがある」と書いてある。実は法律に“ふれて”いないんですね。これは明らかに、彼らも私が法律に触れていないことを認めていると言うことです。また、河原井議員の視察先でのセクハラ問題も指摘しているのかと思いますが、事実ですし公費を使って行った先の事ですから問題ないと思います。質問したわけではないですし。また、問題となったのはそれだけではなかったんですね。9月議会の私の一般質問の内容について、取り消しを求めてきたのは、河原井議員のセクハラ問題の部分もありますが、政務調査費の部分も取り消せというのもありました。
上毛新聞記者:庭山さんはそういいますが、今回一般質問をさせないというのは、政務調査費と言うよりも、河原井さんのセクハラ問題発言などでさせないというような流れができているようなイメージなんですけど。
庭山:私の態度が悪いというなら、わたしの態度は一貫していますから9月議会後もずっと問題となったはずです。が、12月議会が始まって突然一般質問をさせないというのはタイミング的にオカシイと思います。
吉野弁護士:決議が出たという事実はある。ただ、「議会を混乱させるおそれがある」としても、それを事前に一方的に全面的に禁止するのは問題だと思います。なんらかの決議があったのは受け止めざるを得ないことです。「なにかあるかもしれない」ということで排除する考え方を問うています。この考え方だと、アブナイのは全部刑務所へ入れておけって事になりますから。元気が良いのは私も承知しています。が、言論の自由を奪うのはいかがかと思います。
上毛新聞記者:いつまで待つのか?
庭山:議会が終わるまで待ちます。
posted by 由紀 at 09:29| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

記者会見報告(3)大胆な情報隠蔽知ってるんでしょ?

毎日新聞記者:過日出された監査報告書についての考えは?
庭山:議会で質問しようと思っているのですが、監査委員は市長推薦の議会承認なんですね。そうすると市長や議会、身内に対して都合の悪いことは言えないんじゃないかと。今回棄却という結果が出てきましたが、市民目線で見たら非常に不本意であると思います。特に、監査請求が出されてから、政務調査費を二重取りしていたのを井田議員は取り消しましたし、現・監査委員の佐藤議員はアンプを購入した代金を返しました。その他にも家庭で購入する新聞はスクラップするから問題ないとか、「二十四の瞳」とか、「骨盤スクワット」の本とか、政務と関係ない本まで購入されている。こういうものを見たときに、市長推薦の議会承認で月に20万くらいの報酬をもらっている監査委員が「よし」としても、納税者である市民が不愉快になる。この件で私は、監査のあり方自体に疑問が生まれました。ですが、この監査報告書を吉野先生に見ていただいたところ、数ある検査報告書の中では非常に誠実な監査報告書と言われました。
吉野弁護士:これを監査した方は問題があることを認識した上で書いているのが伝わってくる。ただ、この結論についてはこれで良いのかという部分はあります。
上毛新聞記者:今回、政務調査費や視察旅費のことで一般質問を止められてと考える根拠は?
吉野弁護士:推断です。ただ、前提としてあるのは庭山議員の活動のことであったり、質問として取り上げてきたことなどであったり、監査結果が出てきたことであったり、今回の質疑内容など、こういうことを積み重ねていくと、今この段階で排除する理由が他に見あたらないということです。
庭山:現に、9月議会で私が政務調査費の不正使用を追求したら、議会は今までやっていたケーブルテレビの放映をやめさせました。これはものすごく大胆な情報隠蔽です。
吉野弁護士:知っている人もいるんでしょ。
庭山:知っていると思いますよ。何人かの記者さんはいらっしゃいましたし。(記者たち一斉にうつむく)
posted by 由紀 at 09:29| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

記者会見報告(4)セクハラ発言で放映中止になったと?

記者:あのときはですね、二次会のダンスの件で・・と言うことになっていたと思います。
庭山:そんなことないですよ。取り消しを求められたそのほとんどが政務調査費の部分でした。
東京新聞記者:法律的措置とは訴訟ですか?
吉野弁護士:ただ、庭山さんはですね、桐生市の公費を使うことに非常に抵抗を持っていらっしゃるんですね。つまり、訴訟になると議長とか議会ではなくて桐生市を訴える形になってしまう。そうすると、桐生市が雇う弁護士には公費が使われるというのは納得いかないといういのです。
庭山:でも、それも含めて検討したいと思っています。
タイムス記者:簡単に言うと、一般質問をさせてほしいと。そういうことですね。
庭山:はい。そうです。
吉野弁護士:聞くところによると、桐生市議会は一般質問をさせてもらえない議員が他にもいらっしゃると。良く理解できない議会だなと。
庭山:言論の府でありながら、言論を封じ込めることをする。全くおかしな議会だと思います。
吉野弁護士:選挙で市民の方から票をいただいて議員になっているのですから、客観的な事情もないのに。 そこらへんの重みを考えてほしいですね。
上毛新聞記者:他に?ではこれで終了します。

*  *  *  *

市民の方や市外の方からも今日の記者会見について問い合わせがあったようで、ありがとうございます。また、傍聴に来てくださった市民の方々にも、心から感謝します。ありがとうございました。
posted by 由紀 at 09:28| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月09日

記者会見のお知らせ

記者会見のお知らせ

 桐生市議会は,2010年12月8日,本年12月15日に予定されていた私・庭山に一般質問をさせない旨、同市議会運営委員会において決定しました。これは、先の9月議会で政務調査費の正当とはいえない使途について、庭山によって追及され、さらに12月議会でも追及されることを恐れた多数の議員らによる、自己保身目的の恣意的な決定です。庭山による自由な言論を封殺する目的が明らかであり、明白に違法であって不合理なものです。よって、断固抗議します。

 本件について、12月10日(金)午前11時10分より、弁護士同席の元、桐生市役所内記者クラブにて記者会見をしたいと思います。

 お忙しいこととは存じますが、是非会見においでくださいますよう、よろしくお願いいたします。


桐生市議会議員 

庭山 由紀
posted by 由紀 at 21:32| 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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