EMグループの活動事例

2011年07月12日(火)

ドイツ>
厳しい気候にも強い、EM栽培のぶどうから生み出される上質ワイン

カテゴリ : 海外

ドイツでも有数なワインの産地・バーデン地方

 バーデン地方はドイツでも有数なワイン産地です。特に、ワイン用のブドウ品種である「リースリング」と「シュペートブルグンダー」は高級品として扱われます。そんな中、この地方でもよく知られているワイン産地・ドゥルバッハにあるダンナー園のワインは、グルメ誌にも紹介されているほどです。1761年からこの土地に住んできたダンナー家は、代々ワイン作りを行ってきました。現在6.5ヘクタールのブドウ畑を一家で所有していますが、その内2.5ヘクタールは息子のアレキサンダー・ダンナーさんに引き継がれています。

悪天候がEMとの出会い

 2003年は大変乾燥した年で、ブドウ畑は深刻な水不足に見舞われましたが、そのことがアレキサンダーさんをEMに引き合わせることとなったのです。この年、毎日ブドウ畑に水を運ぶ重労働を強いられていた彼は、隣家のブドウ園主から「EMを使っていると土が普通の土に比べて7~14倍も高い保水力を持つようになる」と聞かされたのです。そこでアレキサンダーさんはEMの説明会に参加した後、さっそく120リットル のEM培養器を購入、自ら決めた試験区にEMを散布し始めました。すると早くもその翌年には、色の濃さ、香り、さら糖度も他と比べて高くなったのです。

EM技術を導入したアレキサンダーさん(左)

EM散布により、腐敗の被害が20%以下に。

 2008年度はこの地方のワイン農家にとって苦難の年でした。雹(ひょう)が横から降りつけたため、並んでいるブドウの列の片側は害を免れても、反対側は大きな被害を受けてしまったのです。被害にあった方のブドウの実は、熟するに従って腐敗していきました。

 ところが、EMを散布した部分のブドウは、散布していないものと比較して腐敗の被害が20%以下に抑えられていたのです。また、ブドウの木の勢いにも大きな差があり、収穫作業を手伝う人々にもEMの効果は歴然でした。もちろん、ワイン自体にも違いが現れています。これまでのワインに比べ開封後の酸化が少なく、開封後すぐに飲みきらなくとも質の劣化がずっと少なくなりました。そのため、毎晩少しずつゆっくりワインを楽しむことが出来るようになったと喜ばれています。

 今後はこれまでの土への散布に加え、EMセラミックスの利用と合わせ葉面散布も施していこうと、アレキサンダーさんはEM技術の限りない可能性に大きな期待を寄せています。



※ 本記事は、「EM Journal」のご厚意により許可されたものであり、著作権は写真・原文ともにJohanna Assmann氏に属します。

日本で入手可能なドイツのEM有機ワインはこちら

 ドイツ南西部・バーデン・ヴュルテンベルク州で100年以上の歴史を誇るオットー氏の農場では、1989年より有機農業へ転換。毎年厳しいチェックが行われるドイツの有機認証をクリアしています。リースリングはすっきりとしたさわやかな酸味と花の香りを思わせる豊かな香り、シラーは飲みやすく女性に人気のロゼタイプ、ロゼッコスパークリングは優雅なロゼの発泡タイプです。

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