3年ほど前に連れて来てもらってから、その居心地の良さに、東京に来たら必ず顔を出すようになりました。
暖かく清潔感のある暖簾をくぐってお店に入ると、テーブルの上にカードでお出迎えです。こういう気遣いって嬉しいですよね。
和を基本にして変わりばえしないように見せながら、変に縛られず自由な雰囲気が感じられ、それでいて作為的ではない。
簡単に言うと、美味しいだけではなく、「えっ!」という驚きが毎回ある料理と言えばいいでしょうか。
料理に一手間も二手間もかけている割には、料理の名前がそっけない(?)のもこのお店の特徴だと思っています。
名前だけでは想像できずに「これ、どんな料理なの?」と教えてもらうこともしばしば。
料理同様、余計なことはしない、ということでしょうか。
写真から、どんな料理と名前か想像してみてください。
(決して料理の名前を忘れた訳ではありません。笑)
木暮宏行さんは、僕と同じ昭和46年の生まれです。
「きの字」を開店させてから、今年でちょうど10年、お祝いの年です。
同年代の方がいいお店を出されて活躍しているのは、酒呑みにとっては本当に嬉しいことですね。
木暮さんは、料理に取り組む真剣な顔とは別に、話してみると非常にきさくな方。
僕が来るということで、好きな鰹でサラッと一品出してくれる、そんな嬉しい心配りがさりげなくできる方です。
しかし、鰹好きだなんて話、
いつの間にしていたのだろう。
恐るべし、酔っ払い。
恐るべし、酔っ払い。
「きの字」さんは、お酒の店です。料理もとっても美味しいのですが、あくまでもお酒を楽しんでください、というお店です。
そんな木暮さんが選ぶお酒なので、当たり前のことかもしれませんが、過去の記憶に頼らず、その時その時で確かめて納得したお酒を入れています。
それだけお酒が好きなので、お互いに本音で喋ると、かなり踏み込んだ話になるのもご愛敬。それも楽しみです。
「きの字」と言えばポテトサラダです。
先日の『dancyu』12月号にも掲載されたポテトサラダは、日替わりで内容が変わります。この日は、キャベツと紫キャベツのポテトサラダ。
見た目も味も説明も、毎回毎回ビックリです。
右側は「地酒屋こだま」の児玉武也さん、最初に僕を「きの字」さんに連れて来てくれた方です。
非常に個性的な酒屋さんです。いずれこちらでも改めて紹介したいと思っています。
自分の好きな気持ちの良いお店と、この日は10人もの楽しい酒呑み仲間と一緒に、本当に充実した時間でした。
1人で東京に行ったら、またひょっこりと覗きたくなる、そんなお店です。
――――
・「酒味処 きの字」(ブログ)
住所 豊島区南大塚2丁目11-12地下1階
電話 03-3946-8898
営業時間 17:30-23:00/日曜祝日定休
楽しかったです!
返信削除きの字さん初訪問でしたが、酔いお店でした~(^^)
>>godanismさん
返信削除コメントありがとうございます。
本当に楽しかったですね。
集まって下さったみなさんとお店に感謝です!
また行きましょう。