中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

菅氏、もんじゅ視察で「なくても影響ない」 

2012年7月30日 20時13分

 菅直人前首相ら脱原発を訴える民主党議員が三十日、福井県敦賀市の高速増殖原型炉「もんじゅ」を視察した。菅前首相は視察後、報道陣に「もんじゅがなくても日本のエネルギー政策には影響がない」と述べ、核燃料サイクルの実現に疑問を投げかけた。

 訪れたのは福山哲郎参院議員や辻元清美衆院議員ら国会議員と、脱原発を主張する地方議員の計十五人。「もんじゅ」の原子炉建物内や中央制御室などを視察した。

 菅前首相は「もんじゅ」の役割に関し、「最近は使用済み核燃料に含まれる放射性廃棄物を、半減期の短い物質に変える技術だという議論もあるが、原発をやめれば廃棄物を有効処理する必要性もなくなる」と研究開発としての存続も否定した。

 菅前首相らはもんじゅ視察後、敦賀市内で反原発団体の「ストップ・ザ・もんじゅ」のメンバーとも意見交換した。

(中日新聞)

 

この記事を印刷する

PR情報



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ