柔道男子66kg級準々決勝 海老沼、異例の旗判定やり直し

2012.07.29

韓国のチョに攻めを防ぐ海老沼匡 =エクセル(森本幸一撮影)

一度は海老沼匡が負けの判定が出たが・・・ =29日、エクセル(門井聡撮影)

1度目の旗判定では韓国のチョに勝利したが・・・ =エクセル(森本幸一撮影)

海老沼匡が負けの判定にスタンドから大ブーイングが起こった =29日、エクセル(門井聡撮影)

 背負い投げに内股、次々と技を繰り出した。柔道男子66kg級の海老沼匡選手(22)。しっかり組んで投げる正統派は、自分らしい柔道で勝利を重ね、判定が覆るという異例の展開を経て準決勝へ。初めて挑む五輪で、金メダルを取りに行く。

 韓国選手との準々決勝。「自分らしく思い切りのいい柔道をしたい」と話していた通り、積極的に攻めたが延長戦にもつれ込み、判定へ。韓国選手の勝利を示す青い旗が上がると、何度も周囲を見回し、信じられないという表情を見せた。

 会場では多くの観客が判定に疑問を投げかけ、ブーイングや足踏みを繰り返した。協議を続ける審判ら。数分後、逆転の白い3本の旗が上がると大きな拍手が湧き起こり、海老沼選手も納得したように表情を和らげた。

 観客席で見守った母親の道子さん(52)は、青旗に「どうして」と体をこわばらせたが、判定が覆ると「やった、やった」と手をたたいて笑顔に。父親の時男さん(58)も「会場のみんなが助けてくれた。負けられない」と喜んだ。(ロンドン 共同)

海老沼匡が負けの判定に大ブーイングが起き、協議をする審判団 =29日、エクセル(門井聡撮影)

試合の判定を協議する審判団 =エクセル(森本幸一撮影)

海老沼匡が負けの判定に大ブーイングが起き、まさかの判定やりなおし =29日、エクセル(門井聡撮影)

やり直しの判定では、一転して全員が白を挙げ、海老沼匡が勝利 =29日、エクセル(門井聡撮影)

2度目の旗判定で韓国のチョに判定で勝利した海老沼匡 =エクセル(森本幸一撮影)

覆った判定で辛勝し、浮かない表情で引き上げる海老沼匡 (門井聡撮影)

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