日本たばこ産業(JT)は30日、2012年の喫煙率が前年より0.6ポイント下がって21.1%だったと発表した。健康意識の高まりや増税による10年の値上げなどの影響で、17年連続で減少した。
喫煙者の推計値は計2216万人。男女別の喫煙率は、男性が前年比1.0ポイント減の32.7%、女性が同0.2ポイント減の10.4%。男性は21年連続、女性は2年連続減少した。「毎日吸う」人の1日あたりの平均本数は、男性19.1本、女性15.2本だった。5月に3万2千人を対象に調査し、62%から有効回答があった。
政府が6月に喫煙率を今後10年間で12%に下げる目標を初めて掲げるなど、喫煙への風当たりは強くなっている。