冷やし中華:世界最大の102キロ 地元野菜の安全アピール−−福島
2012年07月30日
福島の野菜を使って“世界最大の冷やし中華”を作るイベントが29日、福島市のまちなか広場で開かれた。
直径1.8メートルの金属製の器に麺45キロ、地元産キュウリやミニトマトなどを盛りつけ、102キロの冷やし中華が完成。ギネスの世界記録認定も受けた。30度を超える暑さの中、行列を作った市民数百人のおなかに1時間足らずで収まった。県産キュウリ3000本の無料配布もあった。
二本松市生まれで福島高校出身の高橋仁さん(43)が創業、県内外でラーメン店などを展開する「ジンコーポレーション」(本社・東京)が企画した。同校の同窓会で原発事故の被害が続く地元を元気づけるために何かできないかという話が出たのがきっかけ。
今後も、記録が破られれば再度世界記録に挑戦するなどさまざまな形で古里支援を継続する。高橋さんは「東京で食べるものに比べ須賀川など県産のキュウリの方が全然おいしいのに売れていない。福島の食の安全をアピールしたかった」と笑顔で話した。【乾達】