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SQL Server 2008 R2 のインストール手順

2010.12.01 Wed

ここでは、Windows Server 2008 R2 に SQL Server 2008 R2 Enterprise Evaluation をインストールする手順を紹介します。

まずは、SQL Server 2008 R2 のインストール メディアをドライブへセットします。すると、[Microsoft SQL Server 2008 R2 セットアップ]ダイアログが起動して、"Microsoft .NET Famework と更新された Windows インストーラーのインストールが必要" という旨のメッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします(なお、自動で[Microsoft SQL Server 2008 R2 セットアップ]が開始されない場合は、 ルート フォルダにある setup.exe をダブル クリックします。)。

SQL Server 2008 R2 のインストール

これにより、Windows Server 2008 R2 に組み込まれている .NET Framework 3.5.1 が自動的に有効になります(機能の追加が行われます)。 これは、Windows Server 2008 R2 の「サーバー マネージャー」ツールを開いて、次のように[機能]をクリックして確認することができます。
SQL Server 2008 R2 インストール

続いて、インストール プログラムが起動して、次のように[SQL Server インストール センター]ページが表示されます。
SQL Server 2008 R2 インストール
[インストール]ページをクリックして、「新規インストールを実行するか、既存のインストールに機能を追加します」をクリックします。

SQL Server 2008 R2 インストール手順[セットアップ サポート ルール]ページが表示されて、インストール先のマシンのシステム構成がインストール条件を満たしているかどうかがチェックされます。

SQL Server 2008 R2 インストール手順ここでは、[詳細の表示]ボタンをクリックすると、詳細を確認できます。チェックが完了し、条件を満たしていることが確認されると、[操作が完了しました]と表示されて、「失敗」が「0」の場合は、[OK]ボタンがクリックできるようになります。確認後、[OK]ボタンをクリックします。

次の[プロダクト キー]ページでは、[無償のエディションを指定する]を選択して、[次へ]ボタンをクリックします。
SQL Server 2008 R2 インストール手順次の[ライセンス条項]ページでは、[使用許諾契約書に同意する]をチェックして、[次へ]ボタンをクリックします。

SQL Server 2008 R2 インストール手順次の[セットアップ サポート ファイル]ページでは、[インストール]ボタンをクリックして、SQL Server 2008 のセットアップを行うために必要な「セットアップ サポート ファイル」をインストールします。
SQL Server 2008 R2 インストール手順セットアップ サポート ファイルのインストールが完了すると、自動的に次の画面へ進みます。

次に、[セットアップ サポート ルール]ページがもう一度表示されて、インストール条件を満たしているかどうかが、さらに細かくチェックされます。
SQL Server 2008 R2 インストール手順ここでは、[詳細の表示]ボタンをクリックすると、詳細を確認できます。チェックが完了し、条件を満たしていることが確認されると、[操作が完了しました]と表示されて、「失敗」が「0」の場合は、[次へ]ボタンがクリックできるようになります。確認後、[次へ]ボタンをクリックします。

次の[ロールの設定]ページでは、[SQL Server 機能のインストール]を選択して、[次へ]ボタンをクリックします。
SQL Server 2008 R2 インストール手順次の[機能の選択]ページでは、SQL Server 2008 のインストールする機能を選択します。
SQL Server 2008 R2 インストール手順
最低限必要な機能のみをインストールする場合は、「データベース エンジン サービス」と「SQL Server オンライン ブック」、「管理ツール - 完全」の 3つのコンポーネントをチェックします。「データベース エンジン サービス」は SQL Server の本体となるサービス、「管理ツール」には SQL Server エンジンの管理ツールとなる Management Studio などが含まれています。「SQL Server オンライン ブック」は SQL Server 2008 R2 のヘルプです(SQL Server 2005 以前のバージョンでは、Books Online(通称 BOL)と呼ばれていました)。

すべての機能をインストールしたい場合には、[すべて選択]ボタンをクリックすれば、すべてのコンポーネントをまとめてチェックすることができます。

次の[インストール ルール]ページでは、SQL Server のインストール条件を満たしているかどうかが、さらに細かくチェックされます。
SQL Server 2008 R2 インストール手順
次の[インスタンスの構成]ページでは、SQL Server の名前を指定します。
SQL Server 2008 R2 インストール手順
[既定のインスタンス]をチェックしている場合は、Windows の「コンピュータ名」が SQL Server の名前になり、これに対して、[名前付きインスタンス]をチェックして、インスタンス名を入力した場合は、「コンピュータ名\インスタンス名」がSQL Serverの名前になります。たとえば、コンピュータ名が「power」、インスタンス名を「SQL1」と入力した場合は、「power\SQL1」がSQL Serverの名前になります。
ここでは、[既定のインスタンス]がチェックされていることを確認して、[次へ]ボタンをクリックします。

次の[必要なディスク領域]では、選択した SQL Server の機能が必要とするディスク領域が表示されます。
SQL Server 2008 R2 インストール手順
次の[サーバーの構成]ページの[サービス アカウント]タブでは、SQL Server のサービス アカウントを設定します。
SQL Server 2008 R2 インストール手順
サービス アカウントは、SQL Server の内部的な実行アカウントです。このアカウントには、Active Directory ドメイン環境ではドメイン ユーザー、ワークグループ環境では Windows のローカル ユーザーを指定することをお勧めします。ここでは、[すべての SQL Server サービスで同じアカウントを使用する]ボタンをクリックして、Windows のローカル ユーザーとして、あらかじめ用意しておいた「sqlservice」という名前のユーザーの[アカウント]と[パスワード]へ入力して、[OK]ボタンをクリックしています。

続いて、[照合順序]タブをクリックして、照合順序の設定を確認します。
SQL Server 2008 R2 インストール手順
データベース エンジンのデフォルトの照合順序は、以前のバージョン(SQL Server 2000/2005/2008)と同様、「Japanese_CI_AS」です。照合順序を変更したい場合には、[カスタマイズ]ボタンをクリックします。

設定を確認したら、[次へ]ボタンをクリックして次のページへ進みます。

次の[データベース エンジンの構成]ページの[アカウントの準備]タブでは、SQL Server のセキュリティ モード(認証モード)や管理者アカウントを設定します。
SQL Server 2008 R2 インストール手順
ここでは、デフォルトの[Windows認証モード]がチェックされていることを確認して、[SQL Server 管理者の指定]で[現在のユーザーの追加]ボタンをクリックします。これにより、インストール作業を行っているアカウント(この画面では Administrator アカウント)が SQL Server の管理者として追加されます。

続いて、[データ ディレクトリ]タブをクリックします。
SQL Server 2008 R2 インストール手順
このタブでは、SQL Server のデータベースやバックアップの格納先となる既定のディレクトリを変更することができます。今回は、何も変更せずに[次へ]ボタンをクリックします。

次の[エラー レポート]ページでは、SQL Serverのエラー レポートを、マイクロソフト社へ自動送信するかどうかを設定します。
SQL Server 2008 R2 インストール手順
ここでは、任意に設定し、[次へ]ボタンをクリックします。

続いて、[インストール構成ルール]ページが表示されて、SQL Server のインストール条件を満たしているかどうかが、さらに細かくチェックされます。
SQL Server 2008 R2 インストール手順
ここでは、[詳細の表示]ボタンをクリックすると、詳細を確認することができます。チェックが完了し、条件を満たしていることが確認されると、[操作が完了しました]と表示されて、「失敗」が「0」の場合は[次へ]ボタンがクリックできるようになります。確認後、[次へ]ボタンをクリックします。

次の[インストールの準備完了]ページでは、ここまで行った設定を確認します。SQL Server 2008 R2 インストール手順
[インストール]ボタンをクリックすると、インストールが開始されます。

インストール中は、次のように[インストールの進行状況]ページが表示されます。SQL Server 2008 R2 インストール手順

マシン環境と選択した機能によっても異なりますが、インストールには 15~50分程度の時間がかかります。

最後に[完了]ページが表示されます。
SQL Server 2008 R2 インストール手順
「SQL Server 2008 R2 のインストールが正常に完了しました」が表示されていることを確認して、[閉じる]ボタンをクリックします。


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