2012/06/30 ダイヤ改正において廃止されたものの記録たち。
[上石神井2連増結]
[拝島・西武遊園地行き]
[新宿線3ドア10両]
[拝×快×急]
・快速急行
98年登場当初から07年までの停車駅は素晴らしいものでした。
[西武新宿-高田馬場-田無-所沢-新所沢-本川越]
停車駅数では特急+1しか変わらず、もちろん特別料金不要。その特急列車停車駅である狭山市を通過。
これだけで他の種別とは別格の雰囲気を漂わせていました。
通学時には西武新宿~田無をお世話になったものです。
鷺ノ宮・上石神井通過の模様を前展望したのは良き思い出。
高田馬場あたりに、「川越まで47分・470円 川越号」という横断幕が設置されていた記憶もあります。
07年には東村山と狭山市が停車駅に追加。11年には、新所沢~本川越間各駅停車。
そして12年6月、種別廃止。
盛者必衰と申せば大袈裟でしょうが、晩年の停車駅追加にはどこか寂しいものを感じました。
[快速]急行 この2色表示も08年6月改正前を持って順次廃止。
やはり物足りない感じは否めなく…。
願わくば低窓編成で「快速急行 西武新宿」を撮影したかったもの…と今になって強く思います。
・拝島快速
08年6月登場。4年での種別廃止は区間準急(98年3月~03年3月)よりも短いものとなりました。
新宿線の快速というと、末期に記録した萩山での併合が未だ色濃く記憶にあり、
どうも拝島快速の水色を見ると違和感を感じるばかりでありました。
萩山・小川・東大和市のいずれの駅も速度制限がかかり通過速度は遅め。
いつもの営業電車が確実に停車する駅を100km/hでアッと言う間に駆け抜ける…
そんな光景を無いとは分かっていても期待してしまうものでした。
これに付随して誕生した、玉川上水始発田無行きもひっそりと消滅。
大体の上り列車の行先は「西武新宿」ですので、小平界隈の日中に堂々と田無表示の車両を眺めるのも
これまた違和感アリアリでございました。
◇
上記2つの列車種別が12年6月30日改正を持って廃止。
「単体」での記録ならば、ある程度の在庫は約束できるでしょう。
いや違うぞ と。今まで頭に無かったものがフと閃きました。
1枚の写真の中に拝島快速と快速急行を収められたら、それは素晴らしいんじゃなかろうか と。
そんな記録の顛末記。

◇
とは言え、どこですれ違うのかもさっぱりの状況。
時刻表と格闘する事、小一時間。抜き出したポイントは、下井草~井荻界隈でした。
確実に並びが期待できるものの、撮影が出来るかどうかも全く不明。
普段の撮影でも行った事が無い場所だったので、入念に下調べ。
どうやら撮影できそうです。
お次は充当編成の下調べ。これはそのままメモを載せます。
この充当編成を調べる際は、Twitter上での八トタさん(omelinerさん)のツイートを基にさせていただきました。
こちらとこちらとこちらです。
以下、私的メモ引用
◇
拝快×拝快 武蔵関下り方すれ違い
3301 3302 1037 2-8a 10c
3303 3304 1107 6-4d 4-6b ☆
3305 3306 1137 10e 2-8a
3307 3308 1207 6-4f 6-4d ☆
3309 3310 1237 10g 10e
3311 3312 1307 2-8h 6-4f
3313 3314 1337 10i 10g
3315 3316 1407 2-8j 2-8h
3317 3318 1437 6-4k 10i
3319 3320 1507 6-4l 2-8j
3321 3322 1537 10c 6-4k
3323 3324 1607 4-6b 6-4l ☆
上井草~下井草 毎時12分頃 下り快急上り拝島快速 すれ違い
3304 4-6b 1607 4-6z ☆ 1112
3308 6-4d 1609 30000 1212
3312 6-4f 1611 4-6z ☆ 1312
3316 2-8h 1613 30000 1412
3320 2-8j 1615 4-6z 1512
3324 6-4l 1617 4-6x ☆ 1612
1112下井草
1207武蔵関
1312下井草
1612下井草
1133井荻下り方2000上り快急6000拝島快速
1312下井草下り方で 快急×快速
1437武蔵関下り方 上り301下り2000快速並び
1612下井草下り方で 快急×快速
◇
以上、引用終了
といった具合に。
おそらく、こちらをご覧の西武ファンの皆様でしたらすぐお分かりかとは存じますが…
2-8編成→両側とも3色LED制約(1/125以下)の可能性大
10両固定編成→2編成を覗き3色LED制約(代走アリなら3編成)
4-6編成→上り方は確実に幕、下り方についても幕の可能性は半々程度、
もしくはフルカラーLEDで1/400でなんとかOK
となると、4-6のすれ違いのみに焦点を絞るのが効率が良さそうです。
”撮れる可能性の高い”のが1112・1312・1612の一日3回。
だいぶハードルが上がりました。
「拝快×拝快」も密かに狙っていたのですが、それどころではありませんでした。
こちらは高田馬場上り方、小川~東大和市間、武蔵関~東伏見間。
高田馬場以外では1度ずつチャレンジしましたが、そもそも何故かいつも私の遠くでしか並ばずで
まともな記録は残せませんでした。
ここまで調べに調べて辿りつくのが長かったものです。本当に。

80~100km/h同士で走る列車のすれ違うタイミングと言えば
それはもう2~3秒の”定刻レベルの誤差”で記録のイメージも変わってきます。
そもそも、ご覧の通り並ばない事が殆ど。
始めの頃はタイミングを掴むために、毎時12分は調査の時間としていました。

拝島・西武遊園地行きの充当車両で、それぞれの運用チェックを実施。
この時刻に両端幕同士で並ぶぞ と意気込んでもタイミング合わず。
おかげ様で狙って幕の記録を残す事は出来ましたが…

EXTENDER EF1.4×を付ければ、手前で並び…

EXTENDER EF1.4×を外せば、更に手前で並び…
大袈裟じゃ無しに耐えられないほどの悔しさでございます。
これだけが一日の成果の事もしばしば。
◇
どうも気落ちしてしまいましたので

現実逃避して、「拝×快×拝」に挑戦してみましょう。


どうしても上手くないものです。
ちなみに、
ここまでの写真をご覧頂ければお分かりかとは思いますが…
全て「幕同士のすれ違い」です。勿論狙って撮っておりますが、が…
あとは運かと思うのです。
これは場所を移動する度に確率下がるぞ と強い意思を持って強引に納得しました。
1箇所に留まり、狙い続けたほうが「確率」は上がる。間違いない。

というわけで定位置に。
この記録辺りから焦りが出ます。
改正1週間前ほど。残りの記録機会が2日程度。
LEDでは並んだものの、どうも求めているのはこれじゃない。

この日はダイヤ乱れ。
LED車がやってきました。
そもそもが乱れていて、何故か3000系との半端な並び。

遅れてやってきた快速急行。
もう編成写真は十分でした。
◇
納得できる記録の無いまま迎えた改正前日…
6月29日。

1112の並び。
ようやく並びました、撮れました。
本当に、ホッと安堵の一息。
これだけの為に、どれほど費やした事か。

1312の並び。
どうも列停が働いたようで。
上り快速が井荻通過途中より減速・徐行、下り快急が下井草構内手前で停車…
上り快速が下井草構内で停車…
頭の中は低速で動く両列車の色々をリアルタイムで計算。
結局、何やってんの… という記録。
撮影機会は、残り1度となりました。これを逃せば文字通りの終了です。
種別廃止です。

下り、下井草進入通過から7秒。
上り、接近フレームインから10秒。
やっと並んでくれました。何度も何度も繰り返したタイミングの練習。
何気ない記録ですが、ちょっと構図の作り方を奥にしてしまえば
上り拝島快速しか写りません。
どこで並ぶかを予測しなければ、ピントがそもそも取れません。
両列車、高速で動いています。上り拝島快速の影から飛び出てきた快速急行は
ほんの1~2秒でシャッターのポイントまで迫ります。
様々な苦労がありまして、記録としては架線の影が落ちる惜しいものですが
誰が文句を言えようか!自信を持って申し上げたい次第です。
もちろん「ノートリミング」です。
上の方の動画は「タイミングからして並ばない。しかも片方はLED車」と確信しての動画記録でした。
が…絶妙な位置で、しかも曇り、幕同士の最高条件で、悔やみに悔やんだ記録です。
これこそスチールで記録すべきでありました。
◇
さて、基本的にトリミングが個人的に好きではないのですが、
こういった編成写真とは趣の違う記録写真では
それはまた別の話か…と思う次第。
5D Mark IIを使っていて本当に良かったと思う記録です。

この記録を持って ダイヤ改正ネタの締めとします。
毎度改正というと、勿論ではありますが消えるものの記録に”奔走”する次第で
こうした違った視点で独自に着目したものを掘り下げて突き進むのは
正に趣味の世界にいるな と実感しました。
改正後の初の休日に、あぁ今日は早起きして運用を調べなくてもいいんだという
逆に湧き出でる安堵感と妙な空っぽ感も不思議なものでした。
拝×快×急に始まり、様々な記録を残せた今回改正、
ダイヤも大きく動き、私も大きく動いた 記憶に残りそうな区切りでありました。
◇
最後になりましたが、改めてお礼を申し上げさせていただきたいのが
Twitter上で運用報告をしていただいた皆々様です。
このカットを記録する上で#seibu_unyoの情報は欠かせないものでした。
末筆ながら感謝の意を申し上げさせていただきます。ありがとうございました。
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