毎日世論調査:今夏節電中85% 原発再稼働、賛否は二分
毎日新聞 2012年07月29日 22時51分(最終更新 07月30日 00時09分)
毎日新聞は28、29の両日、全国世論調査を実施した。原発再稼働問題を巡り、今年の夏、「節電に取り組んでいる」と答えた人は「大いに」(21%)と「少し」(64%)を合わせ、計85%に達し、国民の節電意識が高いことが浮き彫りとなった。「節電に取り組んでいない」と答えた人は「全く」(2%)と「あまり」(12%)を合わせ、14%にとどまった。電力不足対策として原発を再稼働することについては「必要だ」が49%に上り、「必要ない」(45%)を若干上回った。【小山由宇】
首相官邸前で毎週金曜に続いている脱原発のデモについて、「共感する」と答えた人は47%で、「共感しない」(47%)と並んだ。年代別にみると、「共感する」は20代で37%にとどまったのに対し、50、60代はそれぞれ50%を超えた。男女別では、女性の50%が「共感する」と答え、男性の52%は「共感しない」と回答。支持政党別にみると、「共感する」は民主支持層で50%に達し、自民支持層は28%にとどまり、評価が分かれた。