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逃亡は日本への移送免れるためか
7月28日 1時27分

逃亡は日本への移送免れるためか
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ドイツで拘束され、保釈中に連絡が取れなくなった、反捕鯨団体「シー・シェパード」の代表について、日本の海上保安庁がドイツ政府に身柄の引き渡しを要請していたことが分かり、代表が日本への移送を免れるために逃亡した可能性も出ています。

日本の調査捕鯨船への妨害行為を繰り返してきた、シー・シェパードのポール・ワトソン代表は、サメ漁をしていたコスタリカの船の航行を妨害したとして、ことし5月、ドイツの司法当局に身柄を拘束されました。
ワトソン代表は保釈金を支払って保釈され、その後はドイツの警察を1日1回訪問するよう義務づけられていましたが、今月22日から連絡が取れなくなっています。
ベルリンの日本大使館は27日、連絡が途絶える3日前の今月19日、日本の海上保安庁が、ドイツの法務省に対し、代表の身柄を引き渡しを要請していたことを明らかにしました。
シー・シェパードは、26日、ホームページに声明を掲載し、その中で「代表が日本に移送されれば、2度と刑務所から出られなくなる」などとしています。
ワトソン代表の弁護士は地元の裁判所に対して「代表はすでにドイツ国外に出た」と説明しているということで、ワトソン代表は何らかの方法で身柄の引き渡しが要請されたことを知り、日本への移送を免れるため逃亡した可能性も出ています。

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